今週で放送200回目を迎えます。
毎週神奈川エリアをくまなく歩き、地元の生産者を訪ね、
その土地土地の特産物や、いま人気の直売所からのお買いもの情報…などなど、
季節を彩る、とれたての話題をお届けしてきました。
JA Fresh Market これからもどうぞよろしくお願いいたします。
さて、そんな記念すべき200回目のレポートは小田原市からです。
日本を代表するパティシエ鎧塚俊彦さんが
小田原市早川の「石垣山一夜城歴史公園」前に昨年11月5日にオープンした
「一夜城ヨロイヅカファーム」をレポートします。
オープン前から注目を集めていたこともあり、連日多くのお客様が訪れます。
小田原市の南部に位置する早川は、石垣山のある丘陵地帯から
相模湾へと急傾斜地になっていて、日当りの良い斜面では
古くからミカン栽培が行われています。
柑橘など、よい食材を自分で作りたいという思いから、
地元農家とコラボできる場所を探していた鎧塚さんを小田原市が後押し
スイーツショップがあるレストランやマルシェ、地域農産物体験農園を
整備してオープンしました。
オープンにあたって早川地区の約40戸の農家が協力、
食材の供給や体験農園の管理をするほか、
今後は周辺で観光・市民農園の関連事業を展開する計画もあります。
まずは一夜城ヨロイヅカファーム内のマルシェをレポート
JAかながわ西湘青壮年部委員長でマルシェの責任者
青木太成さんにお話を伺いました。
青木さん自身、早川でミカン、湘南ゴールドなどの柑橘を中心に2haを経営
一夜城ヨロイヅカファームへの出店は、柑橘など地元農産物の地産地消や販路拡大、
都市住民との交流促進などに期待しているとこのと
鎧塚俊彦さんの印象を伺うと、とても気さくな方で、仕事に対して、
常に攻める姿勢を崩さないところが勉強になるとおっしゃっていました。
マルシェには地元早川産の野菜や柑橘類が豊富に並んでいました。
特にこの時期ポンカンがおすすめとのことでした。
そして、いよいよ一夜城ヨロイヅカファームのパティスリーへ
こちらには世界のパティシエ鎧塚さんのスイーツが並んでいます。
そうここはミッドタウンではなく小田原の早川です。
そしてこちらが、限定の一夜城ロール
そして、鎧塚俊彦さんにお会いすることができました。
後ろの書は、片岡鶴太郎さん作
鎧塚さん、以前からずっと農地を探していたところ
縁があってこの早川土地を見つけたそうです。
最初はかなり荒れた土地だったところを、開墾、
はじめは畑だけと思っていましたが、
雄大な相模湾の景観も手に入れることが出来たそうです。
小田原市、地元農家のみなさんの協力でオープンできたことを
たいへん感謝しています、とのことでした。
畑では、湘南ゴールドなどの柑橘類、野菜、クローバー、オリーブ、
養蜂なども計画中とのこと
そんな中、この土地に栽培放棄されたミカンの木があり、
その自然に育ったミカンを使ったケーキが、先ほどの一夜城ロール
早速、試食させていただきます。
鎧塚さんの前での試食はとても緊張します。
生地にもミカンのエキスが練り込んであり、濃厚な生クリームに
程よい酸味がアクセントの早川ミカンのソースが..
そして、一夜城ロールは、どれも檜の板の上に乗っています。
これは、小田原のかまぼこをイメージしたのと、
小田原の山林に放置されている雑木を使ったもの
ほんのりと檜の香りも一緒に楽しめます。
鎧塚さんのアイデアのもと、地元への思い、環境への思いが込められた
すばらしいロールケーキです。
お味は..言葉に表せないくらいの美味しさです。
数に限りがありますが、ぜひご賞味ください。
鎧塚さんのめずらしい地下足袋スタイル
この日は、ミカンの収穫の真っ最中でした。
☆一夜城ヨロイヅカファーム
営業時間はパティスリーが10時~19時
レストラン10時~21時(ラストオーダー20時)
マルシェ(産地直売所)10時~17時。
定休日はいずれも火曜日
一夜城ヨロイヅカファーム ホームページ → こちら
JAグループ神奈川 のホームページは → こちら
来週2月4日は
「鎌倉ベジカルチャーmap」(JAさがみ)をお送りします。