今週は、愛川町を訪ね、豆腐作りを体験レポート
日本人の食生活には欠かせない豆腐ですが、
その原料となる大豆の国内自給率はどのくらいかご存知ですか?
なんと わずか5%なんだそうです。
そんな貴重な国産大豆のなかでも、近年注目されている「津久井在来大豆」を使って
JA県央愛川加工グループのみなさんに、豆腐作りを教えていただきます。
女性部のみなさんが、実際に育てた津久井在来
津久井在来は、昭和52年に旧相模湖町千木良地域から収集した系統を
今の県農業技術センターで選抜・検定を行った系統品種です。
津久井地域では、煮豆や味噌加工などが古くから郷土色の素材として
地域に根ざし栽培されてきました。
成分量は、普通の大豆と比べタンパク質が低く、全糖が高いため加工品の食味がよく
色がきれいな味噌ができます。豆腐はコクがあります。
【豆腐の作り方】
① 豆を一晩水につける
②ミキサーで大豆をつぶす
③ つぶした汁を煮る
④豆乳を絞る
こちらは津久井在来を絞った豆乳。クセが無く甘くてとても美味しい
⑤豆乳を弱火で煮た後火からおろしニガリを混ぜる
⑥型に流す
⑦重しを載せ、脱水
⑧水にさらし余分なニガリをとってできあがり
中でも④と⑤のタイミングがポイント
女性部のみなさんも、はじめは失敗を繰り返し
感覚をつかむまで苦労されたとのこと
そして美しい豆腐が完成
やはり津久井在来特有の甘さとコクがある贅沢な味
豆乳を搾ったオカラを使ってコロッケを作っていただきました。
女性の手で絞ったオカラは、しっとりとしていてコロッケとも相性抜群
ジャガイモ、玉ねぎ、ひき肉に加えて、とってもヘルシーなコロッケのできあがり
こちらは白和え、磨りごまを使わなくてもコクのある美味しさ
前回は60キロの津久井在来大豆を収穫しましたが
今年はより多くの豆を蒔いたとのこと
豊作が楽しみです。
JA県央愛川 のホームページは → こちら
来週7月23日は
「みんなで学ぶ”かながわブランド“」(JA中央会)をお送りします。