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川崎育ち のらぼうスイーツ(2月19日放送)

今週は、川崎市多摩区を訪ね
古くからこの地に伝わる伝統野菜「のらぼう菜」を使った
お饅頭やカステラなどオリジナルスイーツをレポートします。

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「のらぼう菜(野良坊菜)」は、アブラナ科の野菜で
形はナバナに似ていますが、苦みは全くなく
茹であがりの色が鮮やかで甘味が強いのが特徴です。
通常は、お浸しや炒め物、天ぷらなどにしていただきます。
栽培、収穫時期が寒期(12月~翌5月上旬頃まで)にあたることから
病害虫防除の必要がなく、ほぼ無農薬にて栽培されます。
いつ頃から栽培が始まったのかは定かではありませんが
飢饉において農家の貴重な食材として重宝されていました。
また、アブラナ科の植物ということから
らぼう菜の油を絞って生活に活用していたとのことです。

現在、川崎市多摩区菅(すげ)地区では
のらぼう菜保存会が発足され、地元直売所の人気商品となっています。
その「のらぼう菜」の魅力をもっと知ってもらいたいと
川崎市とJA、川崎市商工会議所、多摩区商店街連合会の連携のもと
平成22年度エリアプロデュース事業として加工品作りが行われました。
饅頭やカステラの生地に粉末にした「のらぼう菜」を混ぜて商品化し
店頭でもお土産などに購入されるなど、人気を集めています。

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おじゃましたのは
JR南部線の「稲田堤駅」近く、稲田堤商店街にある
「菓聖はしば」さん
菓聖はしばご主人の 田口吉男さんが開発された
「のらぼうスイーツ」はこちら

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「のらぼう菜カステラ」上
「のらぼう菜上用まんじゅう」下左
「のうらぼうしぐれ」下右

伝統的な和菓子に
のらぼう菜のアクセントが加わり
上品な風味が楽しめます。

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菓聖はしばご主人の 田口吉男さん
そして、のらぼう菜を使った商品開発に取り組んでこられた
多摩区商店街連合会 会長 結城光雄さん

☆菓聖はしば
定休日:月曜日
電話番号 044-944-2574

この後「のらぼうスイーツ」を持ってでかけたのは
川崎市民プラザ

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「文化と健康の総合施設」ということで
宿泊施設やレストラン、会議室、遊びの広場、プール、劇場など
様々な用途に合わせた施設が充実しています。

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そして、今回おじゃまさせていただいたのが
川崎市民プラザ内にある茶室、小高庵です。

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小高庵は、茶室、書院、待合の3棟から構成されています。
茶室は国宝如庵(現愛知県犬山市有楽苑内にある)を
現在の建築技術を駆使して模したものです。

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菓聖はしば のうらぼう菜 和菓子をお茶うけに
お点前を披露していただきました。

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失敗しながらも..
所作の一つ一つに茶の湯の心が宿っていることを実感
茶道の奥深さを改めて教えていただきました。

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川崎市民プラザ
http://www.kawasaki-shiminplaza.com/

JAセレサ川崎のホームページは → こちら

来週2月26日は
「葉山のミラクルフルーツ」(JAよこすか葉山)をお送りします。

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