JA Fresh Market - Fm yokohama 84.7

新名物ジネンジョ大山 (2月5日放送)

今週は、伊勢原市を訪ね
新たな大山名物として注目されている『自然薯』をレポートします。

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自然薯は、ジャボニカという学名が付く
数少ない日本原産の野生種で山菜の王者と呼ばれ
古来より親しまれてきました。
本来、天然の自然薯は、山中の雑木林ややぶ
荒地に生える、つる性の多年草
葉の付け根に直径1センチほどのムカゴをつけ
地下には塊根があり、何年かした自然薯は、多少よじれながら地下深く伸びて
しだいに太くなり、長さ1メートルを越すものもあるそうです。

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大山の麓、伊勢原の地で自然薯作りに取り組んでいらっしゃるのが
農業生産法人「自然薯農園(株)ファームいせはら」の
仲西栄治さんと前田和夫さん
仲西さんは元JA職員で、本業はプラスチックの加工販売
遊休農地対策と街の活性化を目的に
自然薯を大山豆腐に次ぐ伊勢原の名物にしようと栽培を始めました。
品種選定や効率的な栽培方法、コスト、労力、収穫量など
様々な面から試作を繰り返し、6年の歳月をかけて栽培技術を確立

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むかごを1~2年かけて30cm程度の種イモとして育成させ
その種イモを別の畑でポリエチレンチューブを利用したダクト栽培することで
1年で70cm~1mに成長。チューブの中には殺菌作用のある赤土
今年は栽培面積を30aから1haに拡大、25,000本の終了を見込んでいるとのこと

真空パックされたあと、1本1本丁寧に箱詰めされた自然薯「大山」

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このあとは、自然薯を使った料理を堪能!

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小田急線、愛甲石田駅近くにある大衆割烹「いせ八」さんでは
ファーム伊勢原の自然薯を使った色々なメニューをいただきました。

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皮ごとすりおろし、わさび醤油でいただく「げんこつ」
伊勢原の地場野菜とともにいただく蒸し物
陶板焼きに、自然薯のそうめんもいただきました。

大衆割烹「いせ八」店主の福田文雄さん

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あの強い粘り気の中に、美味しさと、多くの栄養素が閉じ込められています。
縄文時代から食されてきたであろう、日本原産の味を大切に守って行きたいですね。

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☆農業生産法人「自然薯農園(株)ファームいせはら」
電話:0463-73-5153

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☆大衆割烹・いせ八
営業:11:30~13:30/17:00~22:30
定休日:日曜日
電話:0463-94-3665

JAいせはらのホームページは → こちら

来週2月12日は
「野菜の万能選手 ブロッコリー」(JAさがみ)をお送りします。

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