今週は、三浦市農家のグループと地元金属加工メーカー
そして、横浜市内のホテルによって行われている
エコに配慮した、自立循環型農業を紹介します。
キーワードは「ヤサイクル」です。
まず訪れたのは、三浦市初声町でこだわりのエコ野菜を生産している
「友菜グループ」
こちらでは食品リサイクル機器、マジックバイオくんで再生処理した
食品残渣を堆肥原料として利用しています。
食品残渣を堆肥として利用するのは、とても難しく。
グループの共同堆肥舎で鶏フン・米ぬか・海草などで独自にブレンドし
熟成発酵させた有機堆肥を使い農薬の使用を極力抑えています。
こだわりの堆肥によって育てられた三浦野菜
特に今が旬の三浦ダイコンは絶品でした。
そして、友菜グループの「こだわりのエコ野菜作り」になくてはならないマシン
マジックバイオくんを導入された株式会社横須賀軽金の代表取締役小野仁志さん
写真はマジックバイオくん
小野さんは、平成20年に
食育や地産地消自立循環型社会の形成などの分野に積極的に関わるため
環境事業部を立ち上げました。
しかし、「できた堆肥の使い道がない」という声をきっかけに
排出者から堆肥を回収して生産者に配布
生産者はその堆肥を使用してできた野菜を同社を経て排出者に出荷する仕組み
(サイクルループ)を構築
こうした食品残渣などの廃棄物を「循環資源」として再利用する
自立循環型リサイクルループを「ヤサイクル」と名づけて、システムの確立を図りました。
写真は、横浜ベイシェラトン&タワーズの食品残渣から作られた堆肥
というわけで最後に訪れたのは
横浜ベイシェラトンホテル&タワーズのブッフェレストラン「コンパス」
お話を伺った料理長の山口康雄さん
昨年6月から
ホテルで排出した生ゴミを資源化した堆肥で育てた
減農薬野菜を食材としてメニューに使用し、提供しています。
試食させていただいたのは、
三浦ダイコンを使った冷製粥
お肉料理の間に、さっぱりといただきたい一品
三浦ダイコンのコクと旨みが凝縮されています。
そして、三浦ダイコンの浅漬け
この時期にのみ食べられる三浦ダイコン本来の美味しさを堪能できる漬物
柚子の風味が食欲をそそります。
今後もヤサイクルによって、育まれる自立循環型農業に注目して行きたいと思います。
(株)横須賀軽金ヤサイクル事業部
ホームページ→ http://www.yasaicle.com/03_yasaikuru/index.html
横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ
ホームページ→ http://www.yokohamabay-sheraton.co.jp/
三浦市農業協同組合のホームページは → こちら
来週1月22日は
「新体験!冬の“外ごはん”」(JAグループ神奈川)をお送りします。