本日の日本茶クイズは…
『岡倉天心さんが書いた「茶の本」
の新訳本が出版された?Yes or NO?』
答えはYES!!そうなんです。
今年3月に田内万里夫(たうち・
まりお)さんによる新訳に、現代
美術家の会田誠さんによる解説を
おさめた「茶の本」が出版され
ました。
装丁がうつくしいのです…ぜひ手に取っていただきたい
「茶の本」は、岡倉天心さんが、
英語で書いた本で、1906年に
『The Book of Tea』のタイトル
で、NYの出版社から刊行され
世界的なベストセラーになりま
した。各国で翻訳され、欧米の
社会に大きな衝撃を与えたと
言われています。
本の中では、茶道の歴史や茶人、
茶室など、茶の湯の文化の紹介は
もちろんのこと、華道や禅、道教
についてもページがさかれていて
それぞれの関係性や底辺に流れる
哲学や美意識、精神性などが、
西洋との違いをあげながら語られ
ています。
著者の岡倉天心さんは、1863年
横浜生まれで、5歳頃から英語塾
に通いだし、8歳から寺の和尚
さんに漢籍を学び始めた早熟の
天才。東大の一期生でもあり、
ハーバード大卒で東大の教授と
なったフェノロサ先生の通訳を
学生ながら務め、17歳で東大を
卒業。23歳からはフェノロサ
さんと欧米へ。1年をかけ、美術
学校や博物館を視察し、帰国後
現在の東京藝術大の前身となる
東京美術学校の初代校長に就任
しています。(その他にも功績
多数です。詳しくは本をご覧
くださいね!)
その後は、ボストン美術館で働き
日本だけでなく、中国やインドの
美術調査なども現地でおこなって
いた…そんな何人分の人生かと
思うような天心さんが43歳と
なる1906年に、英語で出版した
のが、この『The Book of Tea』
茶の本なんです。
*・*・*・*・*・*
1906年の刊行から120年を経て
出版された新訳「茶の本」です
が、その内容は、120年経っても
古びることはありません。
本は、「茶室」、「芸術を愛でる」
など、7章構成になっていて、
膨大な知識と考察を背景に語り
かけてくる天心さんの燃えるよう
な魂・言葉に圧倒されます。
(書き留めたい名言も多数!)
その中で「花」の章はちょっと
甘めのタッチで、ロマンティック
な空気が流れています。![]()
本を読んでいると、派手で豪華な
美しさではなく、儚く不完全な
ものに美をみいだす。そして、
想像する「余白」を大事にする
気持ち…こうしたことは、日本
の美意識なのだとあらためて
気づかされる瞬間が多くありました。
なお、現代美術家の会田誠さんが、
「新しい人へ」と題した解説を
書いています。約200頁の本の中、
解説が70頁を占めていて、こちら
を先に読んでから、本編を読むの
もおススメ。 気になった方、
ぜひチェックしてみてくださいね。
ご紹介した「茶の本」の新訳本は
トゥーヴァージンズから発売され
ています。
◆トゥーヴァージンズのHPはこちらから♪
◆美術手帖による紹介記事もおススメです♪
現代美術家・会田誠さん
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