本日の日本茶クイズは…
『お正月に飲む縁起物のお茶と
いえば…なんでしょう？』でした。

答えは大福茶です！（おおぶく
ちゃとも、おおふくちゃとも
言います。）
 もうおなじみになりつつあるかも
しれませんね。（なってほしい！）


大福茶は、邪気を払い、元旦に
一年の無病息災を願っていただく
縁起物のお茶です。お茶には、
梅干しや結び昆布をいれていただ
きますが、 その起源はたいへん
古く、千年以上前までさかのぼり
ます。

天暦5年(951年)、 京の都で疫病
が大流行しました。この悪疫退散
のため、六波羅蜜寺の空也上人は
自らが 彫った観音像を安置した
台車を曳いて市中をまわり、人々
に小さな梅干しと結び昆布をいれ
たお茶をふるまったといいます。

これにより、疫病が次第におさま
ったことから、この功徳にあやか
り、時の天皇の村上天皇は、正月
元旦にこのお茶を服するように
なりました。そして、王が服する
お茶ということで「王（皇）服茶」
と呼ばれるようになったんだとか。
その後、この習慣が一般庶民にも
伝わり、大福茶という字があてら
れるようになって、現在にまで
伝えられています。

なお、六波羅蜜寺では、今も正月
三が日には、参拝者に大福茶を
授けていらっしゃるそうです。
（いつか本家本元の大福茶を
いただいてみたい…） 

 ＊・＊・＊・＊・＊・＊

茂木さんも毎年梅干しと結び昆布
をつくって、大福茶をいただいて
いるそうです。また、お茶屋さん
で売っている大福茶も毎年楽しみ
にしていて買っているそうですよ。

ご紹介した大福茶は、この時期
お茶屋さんに並んでいます。
お茶屋さんによっては 玄米茶
だったり、かりがね茶だったり
することもありバラエティーに
富んでいる上、パッケ ージも
紅白や金が使われているおめでた
いものが多いので、ギフトにも
おススメです。

また、もちろん家でつくることも
できます。作り方は簡単です！
結び昆布と梅干をいれたお茶椀に
煎茶など好きなお茶を注ぐだけ。
昆布がなければ、梅干しだけでも
いいですし、マグカップでもいい
と思いますよ。 ぜひ、皆さんも
一年の無病息災を願って元旦に
縁起物の大福茶をいただいて
みてくださいね。

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そして、この年末にふるさとや
ご実家に帰られるという皆さま！
ぜひ帰省のお土産には、お茶は
いかがでしょうか？地元神奈川
の足柄茶（おいしいものが沢山）、
埼玉の狭山茶、東京の国分寺や
瑞穂町のお茶など、いろいろ
あります。また、先ほどご紹介
した大福茶もいいですし、急須の
ないお家向けには、ティーバッグ
のお茶ももちろんおススメです。

ぜひ、帰省のお土産にはお茶を
お願いいたします！！

＊・＊・＊・＊・＊・＊

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