
今回は、鹿児島のお茶屋さん
〈鹿児島堀口製茶〉と
東京発のスペシャルティ
コーヒー店〈堀口珈琲〉による
ちょっと気になる
サステナブル・プロジェクトを
ご紹介しました。
堀口製茶は、1948年に
鹿児島県志布志市で創業し、
世界でも認められる品質を
誇るお茶ブランド!
イギリスの高級百貨店
フォートナム&メイソンでも
「カクホリ紅茶べにふうき」が
販売されているそうですよ〜。水出しでも華やかな香りが味わえる♪
一方、堀口珈琲は1990年創業の
スペシャルティコーヒー専門店。
珈琲ファンにはおなじみのお店で、
都内を中心に、横浜や上海にも
展開しています。
実は、横浜にロースタリーが
あるんです♪ 気になりますよね!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
お茶と珈琲、どちらも「堀口」
というお名前ですが、血縁関係は
…なんと、ないそうです!
でも3年ほど前に、
「同じ苗字のコーヒー屋さんがある」
と堀口製茶の社長さんが気づき、
「なにか一緒にできたら…」と
コンタクトがあったんだとか。
昨年秋には意見交換が進み、
話題に上がったのが
「コーヒー粕」だったといいます。
堀口珈琲では、ほとんどの店舗で
コーヒー粕を可燃ごみとして処分。
その量は、水分を含んだ状態で
一週間に50キロほど!
近年、世界的にもコーヒー粕の
再利用が注目されており、
堀口珈琲も、地域と連携しながら
循環できる仕組みを模索していたそう。
そのヒントになったのが、
堀口製茶の取り組みだったそうです。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
堀口製茶では、製茶工場で出る
膨大な量の茶のかけらを地元の
牛ふんと混ぜて堆肥にして
循環させる取り組みを以前から
行っていたんです。
このノウハウを活かして、
東京農業大学や、コンポストで知られる
企業「ローカルフードサイクリング」を
巻き込み、プロジェクトが始動!
ゴールは、
コーヒー粕→堆肥→野菜→
サンドイッチという“美味しい循環”。
コーヒー粕を堆肥にして畑へまき、
その畑で収穫した野菜を
堀口珈琲のサンドイッチに
使っちゃおう!というものです。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
2月には東京・三鷹市の冨澤ファームで
コンポスト容器づくりを実施。
3月にはコーヒー粕と生ごみから作った
堆肥を投入。(コーヒー粕だけでは
発芽を阻害してしまうそう…)
そして現在は、かき混ぜながら熟成中。
夏頃に堆肥を畑へまき、野菜を収穫。
秋には、野菜を使った特製サンドイッチが
堀口珈琲に登場するかも⁈ 楽しみです。
堀口珈琲のドリップバッグ♪デザインがおしゃれ~
なお、今回のプロジェクトは、
両者のコラボの第一弾。
今後は、豆の産地を訪れるのが
難しいコーヒー店のスタッフが
茶畑を訪れるなど、学びと交流の
機会を作れたらと、堀口珈琲の
チーフ・サステナビリティ・
オフィサーの伊藤さんが
おっしゃっていました。
お茶殻も、コーヒー粕も、
焼却せずに、さまざまな形で
生かしていけるといいですね。
今後も応援したいプロジェクト
です!
◆〈堀口製茶〉のHPはコチラから♪
◆〈堀口珈琲〉のHPはコチラから♪
**************
番組では、あなたからのお茶に
まつわるお便りをお待ちしています。
日本茶クイズの出題やお茶のコレ
について知りた~いなど、ぜひ
お気軽にお寄せください。
アドレスは
ocha@fmyokohama.jpです。
お便りを送ってくださった方には、
番組ステッカーをプレゼントして
います。あなたからのお便り、
お待ちしておりま~す♪