NIPPON CHA 茶 CHA - Fm yokohama 84.7

煎茶の表面のホコリのようなものは「毛茸」!そして、ほうじ茶の油膜の正体は…⁈ 

本日の日本茶クイズは…

「お茶を淹れた時、
表面にホコリのようなものが
浮いているのは上質な証拠!?
Yes or No?」

答えは……
YEEEESSSS!!
そうなんです。

*・*・*・*・*・*

上質なお茶を淹れたとき、
お茶の表面にふわふわと
なにかが浮いているのを
みつけたことはありませんか?

実はあれ、「毛茸(もうじ)」と
呼ばれるもの。若くやわらかい芽や
葉の裏に生えている産毛なんです。

上手に撮れませんでしたが、見えますか?

この毛茸には、害虫から
葉を守ったり水分の蒸発を防ぐ
役割があり、茶畑で、新芽の裏を
観察すると肉眼でも見えるほど。

でも、茶葉が成長し、硬くなるに
つれて消えていくため、もし
毛茸がお茶に浮いていたら、
それは、やわらかい新芽を使った
上等なお茶の証拠なんです!

また、大量生産では、製茶の過程で
毛茸が残りにくいため、
毛茸が浮いているのは、丁寧な
製茶の証しでもあります。

最近は、一番茶を使った水出し
煎茶も増えていて、水出しでも
毛茸が見えることも。

もし、訪問先で、毛茸の浮いた
お茶が出てきたら、大切なお客様
として迎えられている…と考えて
いいと思います。

※ただし、ほこりっぽい環境なら
ただのホコリの可能性も…
ご注意を(笑)

アップでみると確かに産毛のようなものが…‼

*・*・*・*・*・*

そしてもう一つ。

ほうじ茶を淹れたときに
表面に油のような膜が
浮かぶのを見たことありませんか?

実はこれ、お茶の葉に含まれる
脂質なんです。

お茶の葉には4~5%の脂質が
含まれていて、煎茶では
細胞内にあるため出ませんが、
高温で焙じるほうじ茶では
脂質が表面に現れ、
熱湯で淹れることで
油膜が浮かぶのだそう。

これはお茶が持つ自然な成分。
もちろんそのまま飲んでOKです♪

こういうことって、知らないと
もやもやしちゃいますが、
知っているとすっきり!
気持ちよくお茶が楽しめますね~🍵

むしむしする季節も、
おいしいお茶をおともに
こころをほどくひと時、
お過ごしくださいね。

以前ご紹介した「抹茶書」の松蘭さんの作品♪

*・*・*・*・*・*

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#日本茶 #緑茶 #ティーラバー

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