本日は、静岡県牧之原台地で
今年始まった茶畑再生プロジェ
クト体験型茶園『chatto』を
ご紹介しました。
『chatto』という名前は、
お茶からなのはもちろん、
それに、静岡で、”急いで
やって~”と言う意味で使う
「ちゃっと」(ちゃっとやって、
ちゃっと)という言葉にも
かけているそうなんです。
この『chatto』を始めたのは、
明治5年にお茶の栽培を始め、
150年以上牧之原台地でお茶を
作り続けてきたやまま満寿多園
(ますだえん)。やまま満寿多
園は、日本のみならず30ヶ国
以上にお茶を販売している会社
です。そんな満寿多園がある
牧ノ原台地は、日本一の茶産地
ですが、最近ではお茶の値段の
下落や高齢化があり、生産を
断念する方も増えているんだそう。
満寿多園のある御前崎市でも、
近くの茶畑が耕作放棄地になっ
てしまったそうです。このまま
じゃもったいない…と満寿多園
の5代目である増田さんが1.1
ヘクタール(サッカーコート
約1.5面分)の荒れた畑を再生
するプロジェクトを始めました。
なんと、古い茶畑で伸び放題に
なった木や根を抜き、新たに
「つゆひかり」という品種の
お茶を1万7000本植えたそう
です。実は、つゆひかりは、
御前崎が推すブランド茶との
こと。しかも、増田さんは、
ただお茶を植え替えただけでは
ありません。お茶にこれまで
あまり関わりがなかった人にも
お茶や茶畑を楽しんでもらい
たいと、さまざまなイベントを
開催しています。
例えば、植え替え前の今年2月
には、茶畑の石拾い大会を開催!
誰が一番多く拾えるかを競い、
拾った石は計量して賞品を出し
たり、たき火をして石焼き芋も
楽しんだりしたそう。(みんな
が拾った石は1トン近くあった
そう!)春には、つゆひかりの
10㎝ほどの苗木を植え、6月は
他の茶畑で茶摘み体験をしたり、
また、茶畑に作られた迷路で
クイズを解きながら、ゴールを
目指すゲームをしたりと茶畑で
遊べる学べるユニークなイベン
トを開催していらっしゃいます。
『chatto』の茶畑は、苗木を
植えたばかりの新しい茶園なの
で、成長してお茶が摘めるよう
になるのは5年後になる見込み
です。こうしたチャの木が成長
していく姿を、お子さんの成長
と重ねて一緒に楽しんでもらえ
たら…とも増田さん、おっしゃ
っていました。
なお、『chatto』では年間会員
も募集していますが、まずは、
イベントに気軽に参加してもら
えたらということでした!次回
は、9月末もしくは10月上旬に、
茶園の草取りの他、秋の茶の芽
を摘む体験、お茶淹れ教室、
また茶園の迷路も行う予定との
こと。当日は、お茶、そして
おにぎりもでるそうです。毎回、
参加者からは「とても楽しかっ
た!次も来たい!」とご好評
いただいているそうです。
(秋の芽の様子次第のよう
ですが、現在、9/28、29に
開催予定♪)
この秋、皆さんも静岡・御前崎
の茶畑で、ひと味違った体験を
してみてはいかがですか?!
詳しい日程や参加費などは、
HPなどをチェックしてみて
くださいね。
◆『chatto』についてはコチラから♪
◆『chatto』のinstagramはコチラから♪
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