本日の日本茶クイズは…　　
『石川県の能登でお茶が栽培
されている?! Yes or No？』
答えはYes！栽培されています。

3月9日の放送では、石川県
金沢産の加賀の紅茶のお話を
しましたが、なんと能登にも
茶園があり、100％能登産の
紅茶があるそうなんです。
〈能登の紅茶 いやひめ〉と
言います。こちらは、金沢の
上林金沢茶舗が自社で育て
販売している紅茶です。

上林金沢茶舗の相談役 織田
勉さんに伺ったところ、加賀
の紅茶が誕生したことがきっ
かけで、「能登にも能登の紅茶
があってもいいのでは」と
思い、2011年に、自ら栽培を
始めたそうです。（すごい！）

本来、寒い地域はお茶の栽培
には向かないのですが、実は、
輪島でかつてお茶が栽培され
た歴史があるとのこと。でも、
やはり寒さで難しかったそう。

そこで、織田さんは、能登島
なら少し暖かいかもと思い、
能登島の畑の耕作放棄地で
土づくりからスタート！
ヤブキタなどの苗木を植え、
ゆっくり見守りながら育て、
2016年に商品化に成功しま
した！能登の紅茶の誕生は、
地元の皆さんにとても喜ばれ
これまで能登のホテルなど
でも、提供されてきたと言います。

そんな〈能登の紅茶 いやひめ〉
を飲んでみた茂木さんは…

・お茶を蒸らしているときから
優しくて甘い香りがふわふわっ
と漂ってきた。（マスクしてた
のに‼）

・上品な香りと甘さ、まるくて
華やかな味わい。すーっと体に
お茶が染み込んできて…味の
バランスがいいんですね！
本当に癒される美味しい紅茶♪
とのことでしたよ。

なお、いやひめという名前は、
能登島にある千年以上の歴史が
ある伊夜比咩神社からつけられ
ています。実は、年に一度越後
からいやひこという男の神さま
が、いやひめさまに会いに来る
というお祭り（向田の火祭）が
あるそうなんです。このお話を
ロマンティックでかわいいと
思った織田さんが、宮司さんに
許可をいただき、紅茶に名付け
たそうです♡

織田さんに伺ったところ、
能登島もやはり寒く、冬は雪が
積もり、海からの潮風も受け、
お茶の木は傾いているそうです。
他の地域よりも、茶の木はゆっ
くりゆっくり育っていっている
とのことでした。こうして紅茶
を作るのは、高齢化が進む能登
で新しいことをして、みんなに
元気を出してもらえたら…
そんな想いも込められていたそうです。

今回の震災で、上林金沢茶舗の
七尾店は被害を受けたそうです
が、能登島の茶園に被害はなく
今年も紅茶づくりができるとの
ことでした！また、能登は、
まだまだ観光に来られる状況で
はないけれど、金沢にはぜひ
お越しいただけたらと、織田
さんおっしゃっていました。

ご紹介した〈能登の紅茶 いや
ひめ〉はオンラインショップで
購入することができます。また
地元のゆずやハーブを使った
ブレンド紅茶もあります。気に
なった方、ぜひのぞいてみて
くださいね。ただし、紅茶の
数量が限られているので、もし
売り切れになったら、6月中旬
以降にできる今年の紅茶を
お待ちくださいとのことでした。

◆〈能登の紅茶 いやひめ〉はコチラから♪

◆伊夜比咩神社についてはコチラから♪

もちろん、上林金沢茶舗には加賀棒茶もありますよ～♪

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