本日の日本茶クイズはコチラ。
”新茶前線は北上する？南下する？
どっちでしょう？” 　　　
答えは、「北上」です！新茶前線は、
北へと上がっていきます。


その前に、そもそも新茶前線ってなに？
という方もいらっしゃるかもしれません
ね。冬の間、眠っているかのように成長
を止めていたお茶の木は、春、暖かく
なると、目覚めてぴゅ～っとやわらかい
芽を出し活動を開始します。冬の間、
茎や根に栄養をためていたお茶の木の
この新芽や青々とした葉を摘みとって
作られたものが〈新茶〉となります。
その年の最初に作られたお茶なので、
新しいお茶＝新茶というわけです。
また、新茶を飲むと、一年間無病息災で
いられると言われ、縁起の良いお茶でも
あります。


こうした新茶は、桜前線同様、南から北
へ…沖縄から東北に向かって日本列島を
北上していきます。すでに、鹿児島など
九州の新茶が、お店に並んでいますが、
「夏も近づく八十八夜♪」と歌われる
「茶摘み」の歌の通り立春から八十八夜
を迎えた頃（今年は5月2日）に茶摘みを
行うお茶農家さんも多くいらっしゃる
ので、関東では、5月中旬頃から本格的
に新茶が届きはじめると思います。なお
お茶農家さんも、いっぺんに茶摘みの
ピークが来てしまうと大変なので、農家
さんによっては、異なる品種を育てて、
早生（わせ）のものから順々に新茶を
作り、最後は晩生（おくて）の品種の
新茶づくりをする…という光景も見られ
るんです。そう考えると、産地以外に、
品種の違いによっても、新茶が出てくる
タイミングがいくつもあり、かなり長い
期間〈新茶〉を楽しむことができるの
です。
毎年新茶を楽しみにしている茂木さん
は…「３月下旬頃になると、一度注文
したことがあるお茶屋さんや農家さん
から、新茶のお知らせの葉書やメールが
ちらほら届き始めるんですけど、そう
いうお知らせをもらうともうすぐだな～
とわくわくします。私は、もう既に
注文済みなので、この週末にはゆっくり
いろんな種類の新茶を味わおうかなと
思っています。新茶は、香りももちろん
ですが、しなやかで繊細なのにエネルギ
ーが詰まってる気がして、飲むといつも
元気をもらえるんですよね」ということ
でした。
縁起物ですから、ぜひ皆さんも新茶を
見かけたら飲んでみてくださいね。
母の日の贈り物にもおすすめです♪


さて、番組ではあなたからのメッセージ
をお待ちしています。お茶にまつわる
素朴な疑問・質問、大歓迎です。宛先は
ocha@fmyokohama.jp　です。
送って下さった方の中から、抽選で
番組オリジナルブレンドの一煎袋、
「ちゃちゃちゃのお茶」と番組
ステッカーをプレゼントいたします。