今日は、10月26日から公開が始まる
映画『空中茶室を夢みた男』を
紹介しました！

1584年、16世紀に生まれた高僧
松花堂昭乗さんをめぐる
ドキュメンタリー映画です。

昭乗さんは、京都の石清水八幡宮に
つかえた僧侶で、江戸時代には
寛永の三筆の一人として数えられた
書の名人。

三代将軍、徳川家光の書の師範でもあり
絵画や茶の道も極めたそうで
当時の社会では相当な尊敬を集めた
文化人だったようです。


この昭乗さんは、茶の湯に優れ
将軍家の茶道指南役を務めた
小堀遠州さんと親しい関係にあり
その遠州さんの協力を得て
石清水八幡宮の広大な敷地の一角に
崖から空中に張りだしたような
空中茶室「閑雲軒」を作っていたそうです。


小堀遠州さんは遠州流の祖として
ご存知の方も多いと思いますが
茶人としてだけなく
城や庭・茶室を作る天才的な
人物でもあったんです！


現在はこの空中茶室は残っていませんが
江戸時代の絵図に描かれたものや
閑雲軒の礎石は見ることができます。


映画では、昭乗さんの謎に包まれた
ルーツやその生涯、当時の
石清水八幡宮の様子などを
専門家のインタビューを
まじえて綴っていきます。


監督は、映画評論家であり
2001年から映画の製作・監督として
活躍してきた田中千世子さん。

ナレーションを落語家の
立川寸志さんが務めています。

ちなみに…
昭乗さんは松花堂弁当の由来とされています！
晩年に建てた小さな庵の名前が
「松花堂」といい、愛用していた
四角い道具箱には
間仕切りがあったそうで、

これが現在の松花堂弁当のもとに
なっているのだとか…！！

映画を観ると、なんだか松花堂弁当も
食べたくなります(笑)

ドキュメンタリー映画
『空中茶室を夢みた男』
今月26日から東京・渋谷の
イメージフォーラムで
公開が始まります♪

やっぱり、静岡県を（つまりその中にある茶畑を）持ち運びたい欲求はこれで満たすしかないな#静岡県 pic.twitter.com/sOF4TCFzKv

— 茂木雅世 MasayoMoki (@ocharock) 2019年10月10日

さて、番組では皆さんからのメッセージを
お待ちしています！

お茶にまつわる素朴な質問や
日本茶クイズの出題なども大歓迎です！
ocha@fmyokohama.jp　
楽しみに待っておりま～す☆

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