JA Fresh Market - Fm yokohama 84.7

くにっきー☆やってみた~寄せ植え体験~

今週は、厚木市からチャレンジ企画!
題して…
「くにっきー☆やってみた 〜寄植え体験〜」!


訪れたのは、小田急線 
本厚木駅から車でおよそ10分、
JAあつぎ農産物直売所 夢未市 です。

お店の入り口には、
私が1日店長を体験させていただいた
夏とはまた違って、
春ならではのカラフルな
花の苗が一面に並んでいましたよ。

なお、取材は、マスクの着用、
手洗い、手指の消毒を徹底するなど
新型コロナウイルスの
感染予防対策をとって行ないました。

お話を伺ったのは、
厚木市園芸協会鉢物部会、部会長の、
中山正義さんです。


鉢物部会は部員10名。
これからの季節は野菜の
苗の栽培や、夢未市やグリーンセンターへの
出荷、4月からは即売やフラワーポットを
設置したり、アレンジ教室もしてきたそうです。

最近では、コロナ禍でアレンジ教室などの
イベントは中止となっていますが、
そのほかにも役所などの
公共施設に大きなフラワーポットを設置。
2月・4月を除く5月〜3月まで、
月ごとに部員が担当するほか、
厚木市園芸協会花き温室部会に
展示などもされています。

中山さんは、就農して34年。
今の時期は
サイネリア、ラナンキュラス、
パンジー、ビオラ、ジュリアンなどを栽培。
主に卒業式等の行事のために
学校に花をおさめています。


花を栽培していて難しいと思うのは
満開具合など、お客様が花を
一番楽しめるタイミングを
合わせることなのだとか。


私たちが夢未市を訪れたのは、
オープン時間の直前。

新鮮な野菜やお花を出荷されている
農家さんの出入りはもちろん、
お店の扉が開くのを待ちわびているお客さんが、
みなさん列を作っていましたよ!

そのお客さんたちが、
並びながら目を奪われていたのが、
色とりどりのお花の数々…
さっそく、寄植えにも
ピッタリなお花を教えてもらいました!

つづいてお話を伺ったのは、
厚木市園芸協会鉢物部会 副部会長の、
加藤浩幸さんです。


加藤さんも、花の苗や寄植えなど、
夢未市に花を出荷しています。
これからは、ガザニア、ペチュニア、
ベコニアなどが多くなってくるとのこと。

農協女性部の講習会などで、
生産者の立場で寄植えの
講師も担当しているそうなんです。

“旅立ちの時期・新しい生活が
始まる時期”にピッタリで、
寄植えにもおすすめなお花が…



「パンジー」…寄植えの時は信号機の
“赤・青・黄”に、2つ加えて
5つほどあわせるのがおすすめ。




つづいては、「サクラソウ」…
今回はピンク色を選びました。


そして「ジュリアン」…
小さくて可愛い!
長く楽しめるのも特長。
今回は八重咲きの赤紫と白を
選びました。




ぜんぶで6つのポットを選びました!!


寄植えをする時、色選びに迷ったら…
まずは“赤・青・黄”色の信号機カラーに注目! 
3色を先にそろえてしまえば、
その周りに添えるお花はどんな色が似合うか…
とても選びやすくなりますよね。

また、会長の中山さんも仰っていたのですが、
お花もそれぞれ“個性”が大事。
生産者のみなさんは、
その“個性”が一番引き立つタイミングで
お花を出荷されています。

たくさんお花の中から、「これだ!」と思うものを
ひとつひとつ選ぶのは、とても楽しい時間でした。

それではいよいよ、この春に楽しむ
寄植えチャレンジです!

今回寄植えに使うプランター(鉢)の大きさは、
長方形の25×30×20
鉢には背景となるように、
白い柵のような飾り(フェンス)を設置。
フェンスに近い方に背の高い花がくるように、
バランスを調整して植えていきます。




鉢には底から3分の1くらいの
ところまで培養土を少し多めに、平らに入れる。
何度もやり直すと土が崩れてしまうので、
ポットから出す前に、レイアウトを決める。
同じ系統の色が重ならないようになど、
背の高さだけでなく、色のバランスも見る。



寄植えの大事なポイントはずばり、、、
配置です!
せっかく素敵なお花を選んでも、
全体のバランスが良くなければ、
残念に見えてしまいます。

加藤さんから教えていただいたおすすめは、
写真を撮ること!
いくつかのパターンで悩んだら、
それぞれ写真を撮って見比べてみると、
客観的に見えて、意外と
すんなり決まることもあるのだそうです。


さて、配置を決めたら…
苗を鉢に植えていきます!

ポットから苗を出し、
コテ(小さなスコップ)を使って、
苗と苗の間を埋めるように鉢に土を入れていく。
隙間をなくすため、
手で押しながらしっかりと土を入れる。



鉢を1周まわしながら、全ての角度から、
指を使いながら土がしっかりと隙間なく
入っているかを確認。
目安としては、土は、鉢の8分目まで入れる。

苗をポットから出すと、
土が“ふかふか”としている感覚が
手袋をしていても伝わります。


このふかふかさ加減と合わせて、
“根が白い”のも、良い苗の特長なのだそうです。
また、植える時には、
少し黄色く傷んでしまった
葉っぱを取り除くのも忘れずに。

そして、せっかく決めた配置を
綺麗に保つためには、
苗と苗の隙間を埋めるように、
しっかりと土を入れるのがポイント!

私は思わず正面ばかりに
気を取られてしまいました…。
鉢を1周まわして、
全ての角度から確認することは、
とっても大事な作業です。


足りない部分に土を入れて、
花の向きなども整えて…
さあ、ラストスパートです!



背面のフェンスを差し込んで、
完成です!


プランター(鉢)だけでなく、
100円ショップや雑貨屋などで
見つけたバケツや箱なども、
底に穴などを開ければ排水もできるので、
自分のお気に入りの
鉢として使うことができるみたいです!

中山さん、加藤さんたちをはじめ
厚木市園芸協会鉢物部会のお花は、
JAあつぎ農産物直売所「夢未市」、
「グリーンセンター」で販売しています!


最後に、寄植えのお花を
長く楽しむためのポイントも、
おさらいしておきましょう!

・日の当たる場所に置く。

・鉢の下にブロックや
レンガを置いて、排水をよくする。

・水は、“土が乾いた時に”、
鉢の下から流れ落ちるほどの
水をたっぷりと与える。



ぜひみなさんもこの春、
お気に入りの鉢で、
素敵な寄植えにチャレンジしてみませんか?

JAあつぎ農産物直売所「夢未市」
https://www.ja-atsugi.or.jp/yumemiichi/

 

JAあつぎ グリーンセンター
https://www.ja-atsugi.or.jp/store/greencenter.php




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