今週は、秦野市から!
秋の花、「小菊」に注目しました!![]()
訪れたのは、秦野市平沢。
小田急線 秦野駅から車で
高台へと進んで15分ほど、
竹林を超えると、あたり一面に
畑が広がっていました。
当日は夏が戻ってきたのでは?
というほど気温も高く、
セミの鳴き声も元気でしたよ。 
この日も、取材は、マスクの着用、
手洗い、手指の消毒を徹底するなど
新型コロナウイルス感染予防対策を
とって行ないました。
お話を伺ったのは、
秦野市平沢で小菊を栽培している、
加藤宗雅さんです。![]()
「秦野たばこ祭」として知られるように、
秦野市の「秦野葉」は茨城県の水府、
鹿児島県の国分と並んで
日本三大葉タバコの一つとして名を
高めていましたが、
急速な都市化の進展により
農業経営も都市型農業へと
方向が変わり姿を消してしまいました。
そこではじまったのが、小菊栽培!
今では神奈川県を代表する産地として
県外の市場にも出荷しています。
その小菊も、お彼岸の頃がまさにピーク。
加藤さんも、ご両親と一緒に、
今1年で一番忙しい時期を迎えています。
それでは、秦野の小菊をもっと知るため、
畑の奥へと進んでいきましょう…。
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小菊といえば、お彼岸の時期が
ピークではありますが、
加藤さんは長い期間
楽しんでもらえるようにと、
品種や植える時期をずらすことで、
5月〜12月まで出荷をされています。![]()
また、過去のデータをこまめに
チェックしながら
栽培している加藤さんに、
大切にされているのは、
どんなことですか?と伺うと…
「一度“花の状態が悪い”と思われてしまうと、
お客さんは離れていってしまう。なので、
そういったことが一度もないように、
気をつけながら作っています。」
と力強いお答え。
そんな加藤さんが小菊の収穫に使う道具は…は
じめて見るものでした!![]()
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花を1本ずつしっかり持って、
市場に出す長さの90センチくらいに
合わせて刃を当てて上(ほぼ垂直)に引くと
綺麗に切ることができる。
横に引くとうまくいかないんだそうです。![]()
初めて見る、
小菊専用の鎌を使って収穫体験!![]()
小菊を美しく保つためのポイントも、
加藤さんに教えていただきました!![]()
花がもたない、という悩むみなさんは、
だいたい水を多く
入れすぎていることが多いんだそうです。![]()
基本的に小菊は少しの水で
管理ができるので、購入後は
水は少なく管理すると長く楽しめる。
水に触れている部分が多くなってしまうと、
腐ってきてしまう。
菊が水を吸い上げられなくなってしまうので、
花のもちが悪くなってしまう。
こまめに水を入れ替えるとさらに長持ちする。
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小菊に限らず、
ぜひ日頃からお花を楽しんでほしい!という加藤さん。
加藤さんの小菊は、JAはだの農産物直売所 
「はだのじばさんず」で購入できます。![]()
現在の営業時間は、朝9時〜夕方5時まで。
定休日は、毎月第2火曜日です。
今の時期ならではの小菊のほか、
加藤さんが栽培するお花は1年を通して楽しめます。
年末にかけては、まん丸で
可愛らしいピンポンマムも登場するそうですよ。
そちらもぜひ、お楽しみに。
JAはだの農産物直売所 「はだのじばさんず」
http://ja-hadano.or.jp/jibasanzu/![]()