JA Fresh Market - Fm yokohama 84.7

純情 小菊物語

今週は、秦野市から!
秋の花、「小菊」に注目しました!

訪れたのは、秦野市平沢。
小田急線 秦野駅から車で
高台へと進んで15分ほど、
竹林を超えると、あたり一面に
畑が広がっていました。

当日は夏が戻ってきたのでは?
というほど気温も高く、
セミの鳴き声も元気でしたよ。 

この日も、取材は、マスクの着用、
手洗い、手指の消毒を徹底するなど
新型コロナウイルス感染予防対策を
とって行ないました。

お話を伺ったのは、
秦野市平沢で小菊を栽培している、
加藤宗雅さんです。

「秦野たばこ祭」として知られるように、
秦野市の「秦野葉」は茨城県の水府、
鹿児島県の国分と並んで
日本三大葉タバコの一つとして名を
高めていましたが、
急速な都市化の進展により
農業経営も都市型農業へと
方向が変わり姿を消してしまいました。

そこではじまったのが、小菊栽培!
今では神奈川県を代表する産地として
県外の市場にも出荷しています。

その小菊も、お彼岸の頃がまさにピーク。
加藤さんも、ご両親と一緒に、
1年で一番忙しい時期を迎えています。

それでは、秦野の小菊をもっと知るため、
畑の奥へと進んでいきましょう…。


小菊といえば、お彼岸の時期が
ピークではありますが、
加藤さんは長い期間
楽しんでもらえるようにと、
品種や植える時期をずらすことで、
5月〜12月まで出荷をされています。

また、過去のデータをこまめに
チェックしながら
栽培している加藤さんに、
大切にされているのは、
どんなことですか?と伺うと…
「一度“花の状態が悪い”と思われてしまうと、
お客さんは離れていってしまう。なので、
そういったことが一度もないように、
気をつけながら作っています。」
と力強いお答え。

そんな加藤さんが小菊の収穫に使う道具は…は
じめて見るものでした!

花を1本ずつしっかり持って、
市場に出す長さの90センチくらいに
合わせて刃を当てて上(ほぼ垂直)に引くと
綺麗に切ることができる。
横に引くとうまくいかないんだそうです。
初めて見る、
小菊専用の鎌を使って収穫体験!

小菊を美しく保つためのポイントも、
加藤さんに教えていただきました!

花がもたない、という悩むみなさんは、
だいたい水を多く
入れすぎていることが多いんだそうです。

基本的に小菊は少しの水で
管理ができるので、購入後は
水は少なく管理すると長く楽しめる。

水に触れている部分が多くなってしまうと、
腐ってきてしまう。

菊が水を吸い上げられなくなってしまうので、
花のもちが悪くなってしまう。
こまめに水を入れ替えるとさらに長持ちする。


小菊に限らず、
ぜひ日頃からお花を楽しんでほしい!という加藤さん。

加藤さんの小菊は、JAはだの農産物直売所 
「はだのじばさんず」で購入できます。

現在の営業時間は、朝9時〜夕方5時まで。
定休日は、毎月第2火曜日です。

今の時期ならではの小菊のほか、
加藤さんが栽培するお花は1年を通して楽しめます。

年末にかけては、まん丸で
可愛らしいピンポンマムも登場するそうですよ。
そちらもぜひ、お楽しみに。

JAはだの農産物直売所 「はだのじばさんず」
http://ja-hadano.or.jp/jibasanzu/

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