JA Fresh Market - Fm yokohama 84.7

お茶めな季節がやってきた♪

今週は、山北町から。
かながわの名産!
「足柄茶」に注目しました。
訪れたのは、JR御殿場線 
谷峨駅から歩いて5分、
もうすぐで静岡との県境です。

車で一本の細い山道を
登って行ったのですが、
住宅が並ぶカーブを曲がると、
そこには緑鮮やかな茶畑が
一面に広がります!

その茶畑の中にある坂を少し登れば、
目の前に大野山も望める…

お話を伺ったのは、
そんな自然豊かな場所で、
山北町で足柄茶を栽培している、
細谷晋之さんです。

茶畑の広さは、
およそ3ヘクタール。
普段はお父さまと2人で作業を行い、

忙しい時期には、
家族、親戚一丸となって、
かながわの名産である
足柄茶を生産しています。

細谷さんいわく、今年の春先は、
例年に比べて気温が
高い日が続いたこともあり、
茶葉の生育が
いつもよりも早いのだとか。

では、その元気に育つ茶
葉をもっと近くで
見せていただきます…!

細谷さんに伺うと、
遮光ネットを使った
「かぶせ茶」のほかにも、
温かい空気を下に吹き下ろして
霜がおりないように
するための装置
「防霜ファン」など、
美味しい足柄茶を作るためには、
様々な工夫がされています。

そして、ぜひおうちで
ゆっくりと急須で淹れる
お茶を楽しんでほしい
という細谷さん。
改めてお茶を保存する際には、
「日の当たらない場所で」
「空気に極力触れさせない」
という注意点も
教えていただきました。

ということで、
続いては細谷さんのつくる
足柄茶が出荷されている場所へ
と向かいます!

車で5分ほど…
丹沢湖につながっている、
河内川沿いにあるのが、
神奈川県農協茶業センター。

直売所は、
足柄がふるさとといわれる
「金太郎」のイラストと、
大きく「足柄茶」と書かれた
看板が目印です。

中に入ると、
袋詰のものだけで、緑、黄緑、
赤、青、黄色、オレンジ、
ピンク、紫などなど、
同じ「足柄茶」と書かれた
茶葉のパッケージでも、
さまざまな色がズラリ!!
たくさんの種類の足柄茶が
並んでいます…

直売所の奥にある茶室で
お話を伺ったのは、
株式会社神奈川県農協茶業センター 
営業部 部長 守屋孝治さんです。

※お茶を美味しく
淹れるポイントは、4つ。

①お茶の葉の量・・1人あたり
2g3g

②お湯の量・・70ミリリットル
(小ぶりの湯呑8分目)
2
つで140ミリリットル
湯は、まず湯呑に入れる。
これにより、お湯を計量できる、
お湯の温度を調節できる、
湯呑を温めるという利点がある。

③お湯の温度・・70度まで
お湯を冷ます。
100度の熱湯をポットから
湯呑に移して10度下がる。
さらに湯冷ましに
移動させて適温の70度まで下げる。
お湯の温度を下げることで、
お茶の甘味・旨味を引き立たせていく。

④浸出時間・・適温になったら
急須の中にお湯を入れていく。
蓋をしてから浸出時間は60秒。

お茶を湯呑に注ぐ時は、
「まわし注ぎ」で。
「まわし注ぎ」とは、
2つの急須に…1,2,2,1
交互に注いでいくこと。
これを行うことで、
お茶の量とお茶の濃さを
調節していく。
必ず最後の1滴まで注ぎ切ること。


守屋さんに美味しく
淹れていただいた、
足柄茶の新茶「花吹雪」…

実はこのあと、
同じ茶葉を使って
水出し茶としてもいただきました。

水出しの際は、
茶葉の量は1.52倍。
急須には氷を4つほど入れて、

水の量は変えずに、
浸出時間は2倍の2分間。
もちろん、
注ぐ時にはまわし注ぎで、
最後の1滴まで!

神奈川県農協茶業センター
直売所 営業時間は、
830分〜夕方5時まで。
年末年始のみお休みです。
直売所以外にも、
JAかながわ西湘農産物直売所 
「朝ドレファ~ミ♪
成田店・ハルネ店」、
そして、JAかながわ西湘 
営農経済センターでも、
足柄茶を取り扱っています。

「山吹」、「やまゆり」、
「さかわ」といった新茶が
5月中旬から
順次販売開始ということです。

美味くお茶を淹れる
4つのポイント…
茶葉の量、お湯の量、
お湯の温度、浸出時間
これを守ることで、
おうちにあるお茶でも
十分美味しくいただけます。

ぜひみなさんも、急須で。
お茶を楽しんでみてくださいね。

JA足柄茶通販サイト
http://www.ashigaracha.co.jp



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