今週は、山北町から。
かながわの名産!
「足柄茶」に注目しました。
訪れたのは、JR御殿場線
谷峨駅から歩いて5分、
もうすぐで静岡との県境です。
車で一本の細い山道を
登って行ったのですが、
住宅が並ぶカーブを曲がると、
そこには緑鮮やかな茶畑が
一面に広がります!
その茶畑の中にある坂を少し登れば、
目の前に大野山も望める…![]()
お話を伺ったのは、
そんな自然豊かな場所で、
山北町で足柄茶を栽培している、
細谷晋之さんです。![]()
茶畑の広さは、
およそ3ヘクタール。
普段はお父さまと2人で作業を行い、
忙しい時期には、
家族、親戚一丸となって、
かながわの名産である
足柄茶を生産しています。
細谷さんいわく、今年の春先は、
例年に比べて気温が
高い日が続いたこともあり、
茶葉の生育が
いつもよりも早いのだとか。
では、その元気に育つ茶
葉をもっと近くで
見せていただきます…!![]()
細谷さんに伺うと、
遮光ネットを使った
「かぶせ茶」のほかにも、
温かい空気を下に吹き下ろして
霜がおりないように
するための装置
「防霜ファン」など、
美味しい足柄茶を作るためには、
様々な工夫がされています。
そして、ぜひおうちで
ゆっくりと急須で淹れる
お茶を楽しんでほしい
という細谷さん。
改めてお茶を保存する際には、
「日の当たらない場所で」
「空気に極力触れさせない」
という注意点も
教えていただきました。
ということで、
続いては細谷さんのつくる
足柄茶が出荷されている場所へ
と向かいます!
車で5分ほど…
丹沢湖につながっている、
河内川沿いにあるのが、
神奈川県農協茶業センター。
直売所は、
足柄がふるさとといわれる
「金太郎」のイラストと、
大きく「足柄茶」と書かれた
看板が目印です。![]()
中に入ると、
袋詰のものだけで、緑、黄緑、
赤、青、黄色、オレンジ、
ピンク、紫などなど、
同じ「足柄茶」と書かれた
茶葉のパッケージでも、
さまざまな色がズラリ!!
たくさんの種類の足柄茶が
並んでいます…![]()
直売所の奥にある茶室で
お話を伺ったのは、
株式会社神奈川県農協茶業センター
営業部 部長 守屋孝治さんです。![]()
※お茶を美味しく
淹れるポイントは、4つ。
①お茶の葉の量・・1人あたり
2g〜3g
②お湯の量・・70ミリリットル
(小ぶりの湯呑8分目)
2つで140ミリリットル
湯は、まず湯呑に入れる。
これにより、お湯を計量できる、
お湯の温度を調節できる、
湯呑を温めるという利点がある。
③お湯の温度・・70度まで
お湯を冷ます。
100度の熱湯をポットから
湯呑に移して10度下がる。
さらに湯冷ましに
移動させて適温の70度まで下げる。
お湯の温度を下げることで、
お茶の甘味・旨味を引き立たせていく。
④浸出時間・・適温になったら
急須の中にお湯を入れていく。
蓋をしてから浸出時間は60秒。
お茶を湯呑に注ぐ時は、
「まわし注ぎ」で。
「まわし注ぎ」とは、
2つの急須に…1,2,2,1と
交互に注いでいくこと。
これを行うことで、
お茶の量とお茶の濃さを
調節していく。
必ず最後の1滴まで注ぎ切ること。![]()
守屋さんに美味しく
淹れていただいた、
足柄茶の新茶「花吹雪」…
実はこのあと、
同じ茶葉を使って
水出し茶としてもいただきました。![]()
水出しの際は、
茶葉の量は1.5〜2倍。
急須には氷を4つほど入れて、![]()
![]()
水の量は変えずに、
浸出時間は2倍の2分間。
もちろん、
注ぐ時にはまわし注ぎで、
最後の1滴まで!![]()
神奈川県農協茶業センター
直売所 営業時間は、
朝8時30分〜夕方5時まで。
年末年始のみお休みです。
直売所以外にも、
JAかながわ西湘農産物直売所
「朝ドレファ~ミ♪
成田店・ハルネ店」、
そして、JAかながわ西湘
営農経済センターでも、
足柄茶を取り扱っています。
「山吹」、「やまゆり」、
「さかわ」といった新茶が
5月中旬から
順次販売開始ということです。
美味くお茶を淹れる
4つのポイント…
茶葉の量、お湯の量、
お湯の温度、浸出時間
これを守ることで、
おうちにあるお茶でも
十分美味しくいただけます。
ぜひみなさんも、急須で。
お茶を楽しんでみてくださいね。![]()
JA足柄茶通販サイト
http://www.ashigaracha.co.jp