今回は、茅ヶ崎市から！今が食べごろのお野菜に注目しました！
最初にお邪魔したのは、茅ヶ崎市中島にあります、清水農園です。
清水農園の清水昇さんにお話を伺いました。


実は、昭和34年頃、清水さんのお父さまが、
よしずを使って栽培するのが特徴という大下小カブの栽培を始めたことが、
茅ヶ崎がカブの産地になったきっかけなのだとか。
こちらの種類は現在作られていませんが、
それから清水さんが18歳で就農し、およそ50年。
今では家族4人とパートさんと一緒に作業をされていて、
4月はダイコン、5月はニンジン、夏には白いトルコナスをメインに栽培していらっしゃいます。


畑の管理を第一と考えている清水農園では、
米ぬかや馬糞などの有機肥料を使い、日々味を追求。
その肥料は、種を撒くから散布するのではなく、収穫し終わったあとに、お礼として散布する。
人間と同じ、仕事をすれば疲れてしまうので、
それを補うようにして堆肥をふるのだと教えていただきました。



そのようにして大切に育てられている清水農園のカブ！
今回は「小雪丸」を収穫させていただきました。



酢漬け、味噌汁のほか、鍋にまるごと入れるのもおすすめで、
小雪丸は生でも火を入れても美味しく食べられるんです。
カブは固いイメージがありますが、清水農園のカブを食べたお客様から
「カブがこんなに美味しいとは思わなかった！」という嬉しい感想もいただくそう。

実はこのあと…わさび醤油でのカブのお刺身！こちらもいただいたんです！
ツンと辛いわさびと甘いカブの組み合わせが、とっても美味しい！！
たくさんご用意していただいたのですが、
番組スタッフと一緒にみんなでカブの葉まで余すことなくペロリとたいらげてしまいました。



清水農園のカブは、横浜中央卸売市場やJAに出荷する他、
ご自宅前で直売もされています。
茅ヶ崎をおとずれた際にはぜひ！清水農園のカブ、探してみてくださいね！


美味しいカブをいただいたあとは、お花を楽しみました！
引き続き茅ヶ崎市中島でお話を伺ったのは、
茅ヶ崎市温室園芸組合の組合長でもいらっしゃいます、
有限会社 横山花園の、横山貞裕さんです。


温室に入ると、色とりどりのお花がたくさん！
年間を通して様々な種類の花を育てている横山さんですが、
その中には個人の育種家さんが作られた珍しい種類のお花もありました。
そして！なんと横山花園で改良したというオリジナルのマーガレットもありましたよ。
名前は「チェリーホワイト」。咲き始めはピンク色、
育つにつれてほんわかと淡いピンクへと変わっていくそう。春が楽しみですね。



そんな横山さんに！今回はベランダなどでも簡単に楽しめる、
お花の植え替えを教えていただきました！
用意するものは、ビニールポットに入ったままの買ってきた花苗と、
それよりも一回りほど大きいサイズの鉢。
私は横山さんオリジナルブレンドの土を使わせていただきましたが、
鉢の5分の1程度まで入れる底土として使用するには、
「鹿沼土(かぬまつち)」がおすすめだそうです。


ビニールポットから取り出した花苗の土が、
ひんやりと湿っているのを確認したら、いよいよ植え替えです！
「プラチナケール」と呼ばれる葉牡丹と、這性ビオラで挑戦しました。


今回教えて頂いたのは、「型植え」という方法。
空いたビニールポットに土をぎゅうぎゅうに詰めて、
植え替える鉢の上の部分と、土を詰めたビニールポットの上を合わせ、
高さが同じになるまで底に土を入れます。その際は土を押さずにふんわりと。

次に同じ高さになったら、置いたビニールポットを動かさないようにして、
その周りに土を入れ、土の上(表面)を平らにして、
鉢の周りをポンポン叩きながら回していきます。すると土も沈んでいきます。

沈んできたのを確認したら、ビニールポットをそーっと抜き、
その空いた部分に避けておいた花苗をスポンとはめます。
はめたら再び鉢の周りをポンポン叩いて土をなじませつつ、足りない部分は補います。


新しい鉢に植え替えて、最初の灌水がとっても大事なポイントです。
鉢と土の間、ウォータースペースがいっぱいになるように、
シャワー状のお水を上からたっぷりあげます。
これでしばらくは乾きません。引っ越したばかりの鉢でしっかりと根をはる準備に必要な時間は、
余計に水を与えることなく、土が乾くまで見守っていましょう。

気温や風や置く場所で土の乾き方も変わってきます。
植物との「対話」が大事で、よく観察して、
その上で植物に必要な行動をとることが大切だと横山さんは仰っていました。

この、横山花園で育った花たち…
実は昨日からイオン茅ヶ崎中央店１階の正面出入り口近くで開催中の
「茅ヶ崎市花の展覧会」で展示、そして販売が行われています。今年で61回目。
即売会は今日このあと10時からです。
売り切れ次第終了！ということなので気になる方はぜひ足を運んでみてください。


ぜひ、みなさんも今回横山さんに教えていただいた簡単にできる「型植え」で、
お花をもっと身近に感じてみてくださいね！