JA Fresh Market - Fm yokohama 84.7

秦野のお正月はお赤飯

今回は秦野市から!
みなさん、年末年始の準備はできていますか?
私は今回、秦野市小蓑毛にある加工所におじゃましました。
加工所といっても歴史を感じる古民家のような佇まいです。


お話を伺っているのは、蓑毛農産加工グループの
松下設子さん、そして大津初江さんです。


お二人でじばさんずが始まってから16年、
こんにゃくを主に作っていらっしゃいます。
秦野では、年末年始に欠かせないのは、お餅・おそば・お赤飯。

まず、加工所としていつもこんにゃくづくりをしている、
その場所にビックリ!
まるで旅行先で見つけた素敵な宿!といったイメージ!
暖炉があって、囲炉裏もあって…
外観も魅力的ですが、中にはいるといろんなところが気になって、
お二人にもたくさん質問してしまいました。


そして、到着した頃には、
なんと1日前から作業を進めてくださっていたということで…
早速お手伝いをさせていただきました!
ざるを使ってお米と豆を均等に混ぜたあとは…
しっかりとお水を切って次は蒸す作業へ!
鍋に大きな布を敷いて、その上にお米を平らになるように移していきます。
そこから火のかかった蒸し器へとセットしたら、30分待ちます!


お二人がつくる、一から手作りのこんにゃく!
最近では、煮物を料理する若い世代の方が
少なくなってきているということもあり、
大忙しだった、というつくりはじめた当時に比べると
売上は落ち着いているそうで、
現在、1日に50個をつくられています。


切る前のこんにゃくも、見せていただいたのですが…これがまた大きい!
お店でよく見かけるこんにゃくの2倍!ずっしりピッカピカなんですよ。

そのこんにゃくをたっぷり使って…
これからお料理を一緒に作っていきます。
まずはこんにゃくのきんぴらから!お手伝いをさせていただきました!


切ってゆがいたこんにゃくを油で炒め、
スライスしたごぼうを入れていきます。
秦野の湧き水も使用していて、
甘さを感じて、水道水と肌触りが違い、とろっとしているそうです。
二人が作るこんにゃくは、穴が空いているのが特徴。
そこに味が良く染みるので美味しいそうなんです!


そして、「ほどを打つ」というお米をふんわりと柔らかくさせて、
ツヤを出すための作業。
今回私、この言葉を初めて聞きました。
気になって、どれくらいのお水とお酒と塩を入れればいいのか聞いてみると…目分量!!という答え。
実は、こんにゃくのきんぴらを作っている時も、
砂糖・醤油・お酒・七味で味付けをしていたのですが、
それもすべて、目分量。長い間作ってきているからこその、
美味しい感覚なんですね。

また、きんぴらを作る時のポイントも伺いました!
これまた自家製の大きくて立派なしいたけと、
色鮮やかなにんじんを入れて炒めていたのですが、
にんじんは、前もって味付けをして煮ておいて、
後からこんにゃくと混ぜるんです!
その方が、にんじんのオレンジ色が、鮮やかなままなんだそうですよ。


さて、お料理が完成!
秦野のもち米で蒸した「お赤飯」、
「こんにゃくのきんぴら」、「柚子入り味噌田楽」に、「ピリ辛炒め」!!
大きなテーブルの上に、たくさんのお料理が並びました!


なんと、「こんにゃくのきんぴら」実は初挑戦だったそうです!
でも、レンコンとごぼうがしゃきしゃきで、
長時間煮ていないのに、味がしっかりとしみ込んでいましたよ!


中でも3キロのお赤飯は圧巻!
蒸し器から、布を外して大きなおひつに移動させた時には、
キッチンいっぱいの香ばしい湯気!
スタッフのみなさんとおかわりをしても
まだまだたっぷりのお赤飯は、お土産にもいただきました。


松下さんと大津さんのお二人が、16年間ずっとつくり続けている
一から手作りの「地玉こんにゃく」!
ぜひ、秦野にお出かけの際には、
JAはだの じばさんず で探してみてください!


こんにゃく料理とお赤飯で!
家族みんなで美味しいお正月、というのはいかがでしょうか?

top