今回は秦野市から!
みなさん、年末年始の準備はできていますか?
私は今回、秦野市小蓑毛にある加工所におじゃましました。
加工所といっても歴史を感じる古民家のような佇まいです。![]()
お話を伺っているのは、蓑毛農産加工グループの
松下設子さん、そして大津初江さんです。![]()
お二人でじばさんずが始まってから16年、
こんにゃくを主に作っていらっしゃいます。
秦野では、年末年始に欠かせないのは、お餅・おそば・お赤飯。
まず、加工所としていつもこんにゃくづくりをしている、
その場所にビックリ!
まるで旅行先で見つけた素敵な宿!といったイメージ!
暖炉があって、囲炉裏もあって…
外観も魅力的ですが、中にはいるといろんなところが気になって、
お二人にもたくさん質問してしまいました。![]()
そして、到着した頃には、
なんと1日前から作業を進めてくださっていたということで…
早速お手伝いをさせていただきました!
ざるを使ってお米と豆を均等に混ぜたあとは…
しっかりとお水を切って次は蒸す作業へ!
鍋に大きな布を敷いて、その上にお米を平らになるように移していきます。
そこから火のかかった蒸し器へとセットしたら、30分待ちます!![]()
お二人がつくる、一から手作りのこんにゃく!
最近では、煮物を料理する若い世代の方が
少なくなってきているということもあり、
大忙しだった、というつくりはじめた当時に比べると
売上は落ち着いているそうで、
現在、1日に50個をつくられています。![]()
切る前のこんにゃくも、見せていただいたのですが…これがまた大きい!
お店でよく見かけるこんにゃくの2倍!ずっしりピッカピカなんですよ。
そのこんにゃくをたっぷり使って…
これからお料理を一緒に作っていきます。
まずはこんにゃくのきんぴらから!お手伝いをさせていただきました!![]()
切ってゆがいたこんにゃくを油で炒め、
スライスしたごぼうを入れていきます。
秦野の湧き水も使用していて、
甘さを感じて、水道水と肌触りが違い、とろっとしているそうです。
二人が作るこんにゃくは、穴が空いているのが特徴。
そこに味が良く染みるので美味しいそうなんです!![]()
そして、「ほどを打つ」というお米をふんわりと柔らかくさせて、
ツヤを出すための作業。
今回私、この言葉を初めて聞きました。
気になって、どれくらいのお水とお酒と塩を入れればいいのか聞いてみると…目分量!!という答え。
実は、こんにゃくのきんぴらを作っている時も、
砂糖・醤油・お酒・七味で味付けをしていたのですが、
それもすべて、目分量。長い間作ってきているからこその、
美味しい感覚なんですね。
また、きんぴらを作る時のポイントも伺いました!
これまた自家製の大きくて立派なしいたけと、
色鮮やかなにんじんを入れて炒めていたのですが、
にんじんは、前もって味付けをして煮ておいて、
後からこんにゃくと混ぜるんです!
その方が、にんじんのオレンジ色が、鮮やかなままなんだそうですよ。![]()
さて、お料理が完成!
秦野のもち米で蒸した「お赤飯」、
「こんにゃくのきんぴら」、「柚子入り味噌田楽」に、「ピリ辛炒め」!!
大きなテーブルの上に、たくさんのお料理が並びました!![]()
なんと、「こんにゃくのきんぴら」実は初挑戦だったそうです!
でも、レンコンとごぼうがしゃきしゃきで、
長時間煮ていないのに、味がしっかりとしみ込んでいましたよ!![]()
中でも3キロのお赤飯は圧巻!
蒸し器から、布を外して大きなおひつに移動させた時には、
キッチンいっぱいの香ばしい湯気!
スタッフのみなさんとおかわりをしても
まだまだたっぷりのお赤飯は、お土産にもいただきました。![]()
松下さんと大津さんのお二人が、16年間ずっとつくり続けている
一から手作りの「地玉こんにゃく」!
ぜひ、秦野にお出かけの際には、
JAはだの じばさんず で探してみてください!![]()
こんにゃく料理とお赤飯で!
家族みんなで美味しいお正月、というのはいかがでしょうか?
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