JA Fresh Market - Fm yokohama 84.7

♡花活♡はじめましょ!

今回は、横浜市保土ケ谷区から、色とりどりのお花の話題。
お話を伺ったのは、かやば園を管理されている、
JA横浜の花卉部・部長、植村茂さんです。


植村さんは、昨年の4月から花卉部の部長を務めていらっしゃいます。
ガーベラへの一目惚れと、お母様への思いやりから始まったガーベラ生産では、
暑さ・寒さはもちろん、虫対策にとても気をつけていて、
特に今年の夏は、例年より暑かったこともあり、虫対策にはとても苦労したのだそうです。

そんな夏を乗り越えて、キレイに育つ植村さんのガーベラ!
ガーベラハウスの中で見せて頂きましたが、とってもカラフル!



単色の他、植村さんが好きなバイカラーと言われる2色のガーベラがたくさん。
その種類もさまざまで、花びらが濃いオレンジ色で縁が黄色く色づいていて、
昔から人気のある品種の「スーベニア」


中央部分が白く、外縁はとても濃いピンクの「エレクトラ」。


そして、クリーム色で花びらが下の方に丸まっている「パスタ」。
その仲間には「カルボナーラ」というものも!面白いですね!

ガーベラは、現在日本に600色くらい入ってきていて、
ヨーロッパでは1000色を超えているそうです。

中には「テスタロッサ」という名前も!!
聞いたことありませんか?そうです、あの車のフェラーリです。
なんでも、このガーベラの赤色が、
フェラーリ・テスタロッサの名前の由来になっているんだとか。
フェラーリ同様、テスタロッサは大人気の色なのだと、教えてくださいました。


また、植村さんの育てるガーベラの花の下には黒いコードがあり、そこから水が垂れていました。
これはドリップ式と言われる方法で、コンピューターを使って雨水に肥料を混ぜた液肥を
日照時間や温度を管理、自動的に肥料を与える仕組みになっているのだそうです。
 
ぜひ、植村さんが一目惚れをしてしまったガーベラの美しさ、
まずはJA横浜保土ヶ谷支店で行われている、木曜日の野菜販売に足を運んでみてくださいね。




さて、保土ヶ谷区から、戸塚区汲沢町へ移動して、
ハウスを管理されている、石井徹さんにお話を伺いました。


石井さんが育てているガーベラは、先程の植村さんの大輪と違って
20センチ未満までしか背が伸びずにコンパクトに咲く種類。
赤、黄色、オレンジとこちらもカラフルでしたよ。


石井さんは、JAのマイスターとしてより多くの人に花を楽しんでもらうために、
栽培管理の仕方の指導に重点を置いて、
定期的に横浜市の総合型スポーツクラブである
クローバースポーツクラブの会員に行ったり、
地域の町内会、自治会、女性部の依頼に応えて
出張ガーデニング教室などをされるほか、
汲沢小学校の園芸委員会の子どもたちには「お花バイキング」で
プランターへの植え方の指導や育っていく特性を伝えていらっしゃいます。

今回、お花バイキングをさせてもらいながら、
私がチャレンジさせていただく寄せ植えは、直径30センチの鉢。
石井さんいわく、寄せ植えは生け花と同じで、植え終えたらその時点で完成形!というもの。
そのためにはバランスと土の入れ加減で仕上がりが決まる!!とのことで…
そのことを念頭に置いて、早速寄せ植え作業に取り掛かりました!


今回私が選んだのは、赤いシックな色のガーベラを中心に、
濃い紫色のパンジーとビオラ、真っ白なシクラメンとアリッサムなど、全部で9種類。
そして春まで楽しみなチューリップも!

石井さん曰く、土選びは、お金は惜しまないこと!
花は土が一番大事で、値段にかかるだけのものがブレンドされているそうです。
今回は、「半年間水だけあげれば育つ!」という、
植村さんオリジナルの10種類をブレンドした土を使わせていただきました。


ほかにも、寄せ植えで大事なポイントをたくさん教えていただきました。
例えば、お花が傷んでしまうので何度も入れ替えてはいけない、
大きく育つものとならないもので前後の判断、
窮屈に見せないために鉢のど真ん中となる中心には花を置かず、
ほかとも重ならないように中心線をずらす、
カップから取り出した根鉢はサイズに合わせて爪を立てて加工する!などなど…


今回私が体験させていただいた寄せ植えは、
普段から電話でのお問い合わせでレッスンを受け付けていらっしゃるそうです。
ぜひ、石井さんが生産されている花苗が出荷されている
JAの「ハマっ子」直売所みなみ店・本郷店も覗いてみてくださいね。



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