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酒造りは米作りから!

今回は、海老名にある創業157年の老舗の酒蔵、泉橋酒造さんにおじゃましました。

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今回は、この酒蔵の代表、橋場友一さんにお話を伺いました。


ここの酒蔵は、お酒造りのみならず、その元となる米作りから行っているそうです!
米作りを始めたころ当初は、わからないことばかりで、大変な苦労をされたそうですが、地元の農家さん達と酒米研究会というものを作り、そこから酒造りに適したより良い酒米を作ろうと日夜励んでいるそうです。


実際にお米の自社栽培を始めたことにより、どこの酒米ということだけでなく、その酒米がどういう状況でどう育ったかという詳しい部分もわかるため、より良い醸造をできるそうです。


そして酒米研究会の会長である池上さんにもお話を伺いました。
酒米作りを始めて10年ほどだそうで、作り初めた時は全く収穫できないくらい難しかったそうです。しかし10年たった今は、周りの農家さんと研究を重ね、良い酒米を作れるようになったそうです。

ちなみにこちらが酒米と普通のお米の稲の違いです。

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長い方が酒米の稲なのですが、普通のお米の稲より平均でも30~40cmも長いため倒伏しやすく、それを立たせるための土づくりが大変難しいとのことでした。



それでも、自分たちが作った酒米が、はじめて泉橋酒造さんでおいしい日本酒になった時は、とても感動したとおっしゃっていましたよ!



それでは早速その美味しいお米から作った日本酒をいただきました♪

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泉橋酒造さんでは、米作りを始めてから、よりお米の味を重んじるようになり、他の醸造アルコールを加えない純米酒にこだわりをもちはじめ、今では純米酒のみを作っている珍しい酒蔵さんです!


まずいただいたのは、雪だるまのラベルがかわいい微炭酸の『大雪にごり』
こちらは乾杯からもいける甘口な日本酒で、泉橋さんもおっしゃったとおり和製シャンパンといった感じでした。


続いては、山田錦の原酒しぼりたて、雫ラベルをいただきました。
余韻が残る味わいで少しフルーティーな味わいでこちらも美味しかったです。


最後は、池上さんが作った酒米『神力』を使った、いずみ橋生もと作り 純米桃黒トンボ、通称モモクロというもので、1年熟成された少し辛口のお酒でした。ゆっくり飲めば食事中も飲み続けられるお酒ということでした。



そして新種の酒米『楽風舞』(早生系)を使ったお酒がここ最近で発売されました。特徴は、香りよくフレッシュな味わいだそうです。
泉橋酒造では今年から販売となったので、そちらも是非お試しください!

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詳しくは、泉橋酒造さんの公式HPをチェックしてみてください↓


泉橋酒造 公式HP


取材中も、たくさんのお客さんが足を運んでいましたが、
地元の米を使い、地元の方に愛される日本酒をということで、泉橋酒造さん、それから池上さんもより一層米作り、そしてお酒造りに力をいれていくそうです。


是非、実際に酒米作りも見ながら、お酒を買いに皆さんも泉橋酒造さん足を運んでみてはいかがでしょうか。


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