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ムングダルの『お豆のチカラ』

こんにちは! 食育レポーターの影山のぞみです。

今日は「お豆のチカラ」と題して、ムングダルについて御紹介しました。

ムングダルと言うお豆を知っていますか?インドやインド料理屋さんに行った事がある方なら、聞いた事があるかもしれませんね。↑インド南部のタミル・ナードゥ州カーンチプラム県にある世界遺産・マハバリプラム

実はムングダルと言うのは、お豆の品種で言うと、緑豆の事なのですが、その緑豆の皮を剥いて半分に割ったものがムングダルと呼ばれます。インドでは、この挽き割りの緑豆であるムングダルを、スープやカレーに使ってよく食べます。↑タージコロマンデルホテルのディナー

そもそも、インドではお豆のカレーが人気で、ベジタリアンの多い国である為、お豆はお肉に代わるタンパク源としても重要な食材です。↑インド人の中でヒンドゥー教徒は牛肉を、イスラム教徒は豚肉を食べず、国民の40%がベジタリアン(菜食主義者)であると言われています。ヒンドゥー教では、牛は神聖な動物として崇拝し、殺生は厳禁とされているので、街中に牛が闊歩している事も。

中でも豆カレーは、インドの代表的な家庭料理で、1日3食の内1食は、豆カレーを食べるとも言われている程です。

その豆カレーは、数十種類あるインドのお豆から1種類、もしくは2~3種類組み合わせて作られています。
ムングダルの場合、他のお豆と違って皮がなく、2つに割っているので、水に浸して戻す手間が要らず、手軽に使える事から、インドの家庭でよく使われています。

ムングダルは柔らかくて消化も良く、栄養豊富なので離乳食にも重宝されていて、茹でてペースト状にしたものに、塩とバターを加えたものが与えられているそうです。
更に、赤ちゃんに限らず、病気回復期の大人や高齢者の為の食事としても何世紀もの間に渡り、使われてきました。

またインドに古代から伝わり「生命の科学」とも言われるインド・スリランカ伝統医学のアーユルヴェーダでも、ムングダルの料理が勧められています。

乾燥したお豆の中では一番手間要らずなので、思い立った時にお料理に使ってみてくださいね。

 

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