NIPPON CHA 茶 CHA - Fm yokohama 84.7

熱湯でいれておいしいお茶〈玄米茶〉のお話☆

本日の日本茶クイズは…
『熱湯でいれておいしい
お茶がある?! Yes or NO?』でした。

答えは、YES!あります。
紅茶はもちろんですが、ほうじ茶
や玄米茶も、熱湯でおいしく
いれることができます。

寒くなってくると、なんだか
ほうじ茶や玄米茶などの
香ばしい香りのお茶が飲みたく
なりませんか?

ガラスで温かいお茶をいただくのも楽しい♪

*・*・*・*・*・*

実は、今日11月1日は、
全国穀類工業協同組合が制定した
「玄米茶の日」なんです。

なぜ今日が玄米茶の日?かと
言うと…玄米茶に入っている
「お米」に由来します。
お米の流通には、
「米穀(べいこく)年度」と
いうものがあります。
この米穀年度は、お米の収穫期
を基準にし、11月1日から
翌年10月31日までと定められ
ているんだそう。

つまりお米にとっては、
今日からが新年度ということ!
こうした玄米茶に入っている
お米、実は手がかかっています。

白米を一度浸水
↓↓
その後、蒸したお米を乾燥
↓↓
乾燥したお米を炒る

という工程を踏んでいるそう。
お米を蒸すのは、米の甘みを
引き出すためだそうです!

こうして香ばしくなったお米を
煎茶などに約50%混ぜたものが
「玄米茶」となります。
海外では「ポップコーンティ」
とも呼ばれています。

*・*・*・*・*・*

玄米茶の始まりには諸説あります
が、戦前、京都の茶商が鏡開きの
際に出るお餅のかけらをモッタイ
ナイと考え、これを炒って茶葉に
混ぜたという説がひとつ。

また、ご飯を炊いた後、お釜に
ついたカリカリの米粒をお茶に
入れたのがはじまりという説も
あります。

いずれにしても上級ではない
煎茶などと組み合わせ、お財布に
やさしくておいしいお茶になって
います。(まさに先人の知恵♪)

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ちなみに昨日10月31日は、
「日本茶の日」。これは、臨済宗
を開いた栄西(ようさい・
えいさい)さんが、宋から
茶の種子を持ち帰った日とされ
ていることから制定されたそうです。

そして今日11月1日は
なんと「紅茶の日」でもあります。

これは、伊勢の国(三重県)の
大黒屋光太夫さんたちが、嵐の
せいで、ロシアに漂着し、
1791年11月に女帝エカテ
リーナ2世の茶会に招かれたこと
に由来。日本人が初めて外国の
正式な茶会で紅茶を飲んだ日を
記念して定められたそう。

*・*・*・*・*・*

温かいお茶が飲みたくなる季節に
こうしたお茶に関する日が
いくつもあるというのは、
お茶好きとしてはうれしいものです!

各地でお茶のイベントも
開催されていますので、
自分の気分を上げてくれる
お守りのような一杯を見つけて
ぜひ、自分時間に楽しんでみてくださいね。

砂時計を待つ時間がなんだかいいんだなぁ♪

*・*・*・*・*・*

番組では、あなたからのお茶に
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#日本茶 #緑茶 #ティーラバー

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