
本日の日本茶クイズは…
『走り新茶は秋に売り出される?!
Yes or NO?』でした。
答えは、NO! 走り新茶は、
春に売り出されます。
この「走り」というのは、魚や
果物、野菜などの初物のことを
意味する言葉です。お茶の世界で
も、通常の新茶よりもひと足早く
出てくるお茶のことを〈走り新茶〉
と呼び、お茶屋さんなどではちょ
うど今頃から店頭に並び始めます。
あらためて説明しますと、新茶と
いうのは、冬の間休眠していた
チャの木が、春になり、ぴゅ~っ
と伸ばしてきた芽や葉を摘んで
作られます。最初にでてくるこの
芽や葉はとてもやわらかく、でき
あがったお茶も甘みのあるやわら
かな味わいになっています。*新茶目前の茶畑の様子(4/6静岡で撮影)
例えば、静岡の新茶は、早いもの
でゴールデンウイーク明け頃に
出始めますが、多くの新茶は5月
中下旬から6月くらいに店頭に並
ぶことも多いものです。けれど、
日本列島の南の方の茶産地では、
もっと早く新茶を摘み始めること
ができます。
よく知られているのは、鹿児島県
の種子島で、日本一早い新茶の里
と呼ばれています。種子島では、
今年は3月26日に新茶の茶摘みが
行われたと報じられていました。
特に、鹿児島県は、昨年荒茶の
生産量が全国一位になりましたか
ら、「鹿児島のお茶を盛り上げる
ぞ!」という勢いも感じられます。
もちろん茂木さんも、毎年新茶や
走り新茶を楽しみにしています。
お茶好きさんの元には、3月にな
ると、お茶屋さんや茶農家さん
から、新茶のご案内がメールや
郵便で届いたりします。それを
目にすると、「今年も新茶が楽し
みだな」と茂木さんは幸せな気持
ちになるそうです。 冬の間に蓄え
た自然の恵みをお茶としていただ
ける。キッチンでも机の上でも、
全国各地の茶畑の風を感じられる
気がして、新茶は、本当に贅沢な
体験だなと毎年感じているそうです。
新茶は、飲むと無病息災で長生き
できると言われる縁起のいいお茶
です。皆さんも、ぜひこの春飲ん
でみてはいかがでしょうか。走り
新茶をチェックしておいて、母の
日に贈るというのもおススメです♪
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そして…お知らせです。
茂木さんの新著
「東京のおいしいボタニカルさんぽ」
発売中です♪ ぜひ皆さま♡
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