
本日の日本茶クイズは…
『ヴィンテージの日本茶がある?!
Yes or NO?』でした。
答えは、YES!あります。
なかなか日本茶の世界では聞く
ことがないヴィンテージという
言葉ですが、あらためて英語の
辞書をひくと、ヴィンテージ
とは…(ワイン)の当たり年の、
年代物のといった意味がある他、
当たり年のワイン、ワインの
醸造年といった意味もありま
した。近年では、ファッション
の世界でも古着などをヴィン
テージなんて表現するのを見か
けるようになりましたね。
では、ヴィンテージの日本茶
とは、一体どのようなものなの
でしょう。調べてみると、レア
ではありますが、販売している
お店をみつけました。ひとつは、
鹿児島の日本茶専門店、すすむ
や茶店です。(自由が丘にも店舗
があります)こちらには、〈高級
ヴィンテージ茶 SOIL 10年〉と
いう商品があります。十年長期
熟成された煎茶で「湯を注ぎ、
時を戻そう」というステキな
キャッチコピーが添えられて
います。
パッケージもかっこいいです~!
そして、静岡の茶生産者である
豊好園さんにもヴィンテージ茶
がありました。豊好園には、
十年、十五年、二十年ものと、
かなり古い年代のお茶が販売
されています。
「二十年も前から準備していた
んですか?」と驚いて豊好園の
片平さんに伺ってみたところ…
実はある時、豊好園の茶工場を
リフォームすることになり、
お茶を保管していた冷蔵庫を
配置換えすることになったそう
です。その冷蔵庫の中には、
品評会などに出品していた
高品質の古いお茶があったのだ
とか。お茶は、すべて真空で
保存されていたものばかり。
冷蔵庫で長らく眠っていたお茶
を前に「これは、もはやヴィン
テージじゃないか?!」と片平
さんは思ったのだそう。
ちなみに、お茶は乾物なので、
発酵などはせず姿形はほぼ変化
するものではありません。です
が、豊好園のヴィンテージ茶は
深い奥行きと穏やかに円熟した
風味、ほど良いクラシックな
渋みと端正な優しい香りになっ
ているんだそう。…これは気に
なる!ということで十年熟成の
日本茶ヴィンテージをいただい
てみましたよ♪
ヴィンテージ茶をいただいた
茂木さんは…
「飲む前からドキドキワクワク
しました。一口飲むとうま味が
ふわ~っと口に広がって、一瞬
で、いいお茶ということがわか
りました。でも決してくどく
なく、青々しさがあるのが印象
的でした。お茶の出汁スープ
みたいな感じでもあり、どこか
時の流れも感じつつ、すごく
贅沢な時間をいただきました。
おいしかったな。」ということ
でしたよ。
豊好園のヴィンテージ茶を購入
されたお客さんは、美味しさは
もとより、十年・二十年という
時間、過ぎていった「時」に
想いをはせて楽しむ方が多い
そうです。成人のお祝いや結婚
記念日など、人生の節目にいた
だくのもよさそうです。気に
なった方は、ぜひチェックして
みてくださいね。
◆豊好園のヴィンテージ茶についてはコチラから♪
◆すすむ屋茶店のヴィンテージ茶についてコチラから♪
そして…お知らせです。
茂木さんの新著
「東京のおいしいボタニカルさんぽ」
発売中です♪ ぜひ皆さま♡
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