NIPPON CHA 茶 CHA - Fm yokohama 84.7

とってもかわいらしいお菓子のような抹茶のお香 〈いとをかし香〉をご紹介☆

本日の日本茶クイズは…  
『宇治の抹茶でできたお香が
ある?!Yes or No?』でした。
 
答えは、YES抹茶でできたお香
があります。しかも、干菓子の型
で抜かれた、とてもかわいらしい
お菓子のような抹茶のお香で、
〈いとをかし香〉と言います。

こちらは、宇治市(京都)にある
インセンスキッチンの後藤恭子
さんが、製品化したものです。
「いとをかし」とは、“とても趣き
がある”“非常にかわいらしい”と
いう意味の古語なのだそう。これ
に”お菓子”も重ねた名前になって
います。

今回、「縁起物」という5個入り
セットを取り寄せてみました。


手のひらサイズの小さな箱の中に
親指の爪くらいの大きさのお香が
五つ並んで入っています!達磨、
富士山、招き猫、打出の小槌、扇
の五つ。いずれも目や髭?など、
細かい部分までこだわりを感じ、
すっごく可愛いです。お抹茶の
濃い緑色も目に美しいです♪
(半分以上が抹茶で出来ているそう)


この〈いとをかし香〉は、火を
つけて燃やすタイプではなく、
温めて香りを出すお香です。印香
とも言うそうです。なぜ、こう
したお香を作ろうと思ったのかを
後藤さんに伺ってみました。

…もともと観光業で働いていた
ことがある後藤さん。お友だちが
京都に遊びに来た際には、宇治の
名所を案内していたのだと言い
ます。ところが、小さなお子さん
連れだと、平等院やお抹茶を飲み
に行くのもちょっと…と言われる
ことがあったそう。そんな時に、
後藤さんのお子さんが、生八つ橋
の「おたべづくり体験」にハマり
何度も通っていたことが重なり、
「なにか宇治らしい体験ができる
所があればいいのに…」と思って
いたそうなんです。後藤さんは、
趣味でお香を作ることもあり、
「お抹茶でお香を作るのはどう
かな?」と思いついたと言います。
調べものをしたり、試作を重ね、
とうとう温めて香るタイプの抹茶
のお香づくりに成功しました。

お香の型は、干菓子の型を作る
若い女性の職人さんにお願いし、
オリジナルデザインで作っていた
だいているそうです。また、
商工会のアドバイスがあり、宇治
の製茶工場や茶農家さんから出る
フードロス抹茶(機器の隙間などに
どうしても付いてしまう抹茶など
があるそう)を原料に使っています。

〈いとをかし香〉は、HPから
購入することができますが、イン
センスキッチンでは、お香作り
体験も行っています。会場は、
平等院の南側にある宇治市の
縣神社の一室。制作体験に加え、
お香の種類の説明やゆかりのある
光源氏のお話なども聞くことが
できるそうです。オプションで、
お抹茶を点ててお菓子と一緒に
いただく体験もできるそうです。
9月の連休、京都にお出かけ予定
の方、チェックしてみてはいかがでしょうか。

◆インセンスキッチンのHPはコチラ

************

番組では、あなたからのお茶に
まつわるお便りをお待ちしています。
日本茶クイズの出題やお茶のコレ
について知りた~いなど、ぜひ
お気軽にお寄せください。
アドレスは
ocha@fmyokohama.jpです。

お便りを送ってくださった方には、
番組特製茶「ちゃちゃちゃのお茶」と
番組ステッカーをプレゼントして
います。あなたからのお便り、
お待ちしておりま~す♪

top