本日の日本茶クイズはコチラ。
”乳酸菌入りの日本のお茶がある?!
Yes or NO?”
答えは、YES!はい、あります。
微生物によって発酵させた後発酵茶
(こうはっこう茶)。日本では、阿波
晩茶や碁石茶が有名です。そんな
後発酵茶の仲間に新たに加わったのが
静岡の菩提酸茶です。菩提酸茶の
菩提は静岡の袋井市の地名で、酸茶は、
酸味のあるお茶ということで名づけら
れました。
2020年の後半から販売がはじまった
この「菩提酸茶」ですが、茂木さんや
番組スタッフがその存在を知ったのは、
昨年の世界お茶まつりの会場でした!
人が大勢集まり、活気あふれるブース
だったんです。
「菩提酸茶」には、やわらかな甘みと
ほどよい酸味があります。
茂木さんは…
「飲みやすくって、スッと体になじんで
くれて安心する味だなって感じました。
ちょっと梅干しのような酸っぱさがある
んですけど上品な酸味。碁石茶とかにも
似てるかもしれないけど、でも唯一無二
感がありました。」
という感想でしたネ。
(こんな乳白色なのです♪)
こちらを開発したのは、静岡県袋井市の
晩茶研究会の皆さんです。研究会の一人
で、言いだしっぺでもある長峰製茶の
多々良さんにお話を伺ってみたところ…
普段、茶商として深蒸し茶を販売して
いる多々良さんは、近年「深蒸しは急須
につまる」とか「味がくどい」、「そも
そもお茶のうまみが苦手」というお声を
お客さんから聞くようになっていたそう
です。でも、そんなお客さんでも「番茶
なら飲める♪」と言われることがあり、
番茶に興味がわいていたんだそう。それ
からいくつものご縁が繋がり、2019年
に阿波晩茶のような“後発酵茶”を作る
試みが静岡で始まりました。
最初は酸味がでず、「静岡では難しいの
かも」と思うこともあったそうですが、
試行錯誤を重ね、お茶に酸味が出るよう
に!調べてみたら、乳酸菌が含まれて
いることが確認できたんだそうです。
(めでたい!)
通常の緑茶と違い、後発酵茶は、秋や冬
の寒茶を材料にし、蒸した後、真空で
嫌気状態(酸素のない状態)にし、1ヶ月
ほど置くと、乳酸菌が増えるのだそうで
す。(もちろん時期や温度にもよる)
その後、干したら出来上がりです。
乳酸菌の含まれるお茶って、ざっくり
言うと、お漬物のような発酵したお茶。
でも、塩は入っていないというユニーク
な発酵飲料なんですよね。多々良さん、
念願の菩提酸茶ができ、「これまでお茶
と長く付き合ってきたけど、こんなお茶
が作れるのかと驚いた!お茶の可能性を
感じた」とおっしゃっていました。
なお、ボトル入りのスパークリングティ
も作っていて、こちらは「静岡の宝物
グランプリ」で準グランプリに輝いて
います。![]()
世界でも珍しい貴重な国産の後発酵茶、
今後、日本のお茶界に新しいムーブメ
ントをおこすかもしれません。気に
なった方は、晩茶研究会のオフィシャル
サイトをご覧くださいね。
◆菩提酸茶は、晩茶研究会のHPで購入できます♪
◆多々良さんのnoteでは、より詳しく菩提酸茶について知ることが♪![]()
******************
番組では、あなたからのお茶にまつわ
るお便りをお待ちしています。日本茶
クイズの出題やお茶のコレについて
知りた~い…など、ぜひお気軽に
お寄せください。アドレスは
ocha@fmyokohama.jpです。
また、茂木さんの新音楽ユニット
Yuge〻(ゆげ)の「Green Tea」も
ぜひチェックしてくださーい。
◆各配信はこちら♪https://linkco.re/DYp6tDgt![]()