NIPPON CHA 茶 CHA - Fm yokohama 84.7

2023年もお茶とともに♪ 元旦は無病息災を願ってあのお茶を…

本日の『NIPPON CHA・茶・CHA』は
年内最後の放送でした。皆さんは、
2022年は、どんな一年でしたか?  
ぜひ、大晦日は「今年のうれしかった
こと」を盛大に振り返って噛みしめたい
ものです。そして来年は、皆さんに
とって、そんなうれしいことが沢山
ある一年になりますように✨

さて、新年を迎える準備で大忙し!と
いう方も多いかと思いますが、お正月に
ぜひ皆さんに飲んで欲しいお茶があるん
ですよ~。その名も「大福茶」です。
(おおぶくちゃ、または、おおふくちゃ
とも言います)


大福茶は、お茶に梅干しや結び昆布を
いれたもので、関西では昔からお正月に
飲む習慣があります。起源は千年以上前
にまで遡ります。

天暦五年(951年)の春、京の都で疫病
が大流行しました。この時、六波羅蜜寺
の空也上人は、観音像を安置した台車に
お茶と梅干をつみ、町に繰り出しました。
そして、病に苦しむ人々に梅干しと結び
昆布をいれたお茶をふるまったところ、
疫病は次第に下火になったそうです。
この功徳にあやかり、時の天皇は元旦に
このお茶を服するようになりました。

こうしたことから、王が服するお茶=
王服茶、皇服茶と呼ばれるようになり、
その後、このお茶と風習は一般庶民に
まで広まりました。そして、大きな福の
お茶という字があてられ、現代にまで
伝えられています。

京都の六波羅蜜寺では、今でも、正月
三が日は、皇服茶をお札とともに授けて
いらっしゃるそうです。千年以上も
続いてきたって…ロマンを感じますね。
(当時は、煎茶は誕生していなかった
ので、どんなお茶だったのか、、、
想像がふくらみます) 

なお、関西では、大福茶は正月の他、
結婚式などおめでたい席でも出される
縁起物とのこと。お茶屋さんによっては
節分の時にも大福茶を販売していらっ
しゃいます。ぜひ、皆さんも一年の無病
息災を願って、大福茶をいただいてみて
はいかがでしょうか?

作り方は、簡単です!湯のみに梅干しと
結び昆布をいれて、緑茶を注ぐだけ。
昆布がない場合は、梅干しだけでもかま
いませんよ。2023年も、お茶とともに、
皆さま、元気に参りましょう♪  

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番組では、皆さまからのお茶にまつわる
お便りをお待ちしています。クイズの
出題やお茶のコレについて知りた~い…
など、ぜひお気軽にお寄せください。
アドレスは
ocha@fmyokohama.jpです。

また、茂木さんの新音楽ユニット
Yuge〻(ゆげ)の「Green Tea」も
ぜひチェックしてくださーい。

◆各配信はこちら♪https://linkco.re/DYp6tDgt

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