本日の『NIPPON CHA・茶・CHA』は
日本茶ビギナーさんにおススメの本を
ご紹介しました。農文協から2007年に
出ている「茶の絵本」です。

本の監修は、長年静岡県の茶業試験場に
お勤めだった増澤武雄さんが行って
いらっしゃいます。大人顔負けの幅広い
日本茶の知識がぎゅっとつまっていて、
日本だけでなく世界のお茶の飲み方から
お茶の歴史、種類、作り方、楽しみ方
など詳しく説明されています。　

本には写真も使われ、茶の種類の違い
などを見て理解することができます。
また、山福朱美さんによるイラストが
とても印象的です。例えば、ホット
プレートで釜炒り茶をつくろう！の
ページでは、「炒る」「もむ」「水分を
とばす」という工程がイラストで描かれ
ています。同じページの下段には、お茶
づくりを体験中の男の子が片手に軍手、
片手にお箸を持ち「もむ　とばす　もむ　
とばす…」とおまじないのように言って
います。高揚した様子の男の子の表情が
お茶づくりの楽しさを伝えてくれます。

どのページもかみくだいて書いてありま
すが、内容はとても本格的！大人向けの
ワークショップで説明される内容が、
網羅されているんじゃないでしょうか。
しかも専門的な言葉や人名などにすべて
フリガナがふられているのも助かります！

この「茶の絵本」。
お茶ビギナーさんが、お茶を飲みながら
休日にゆっくりページをめくるのもよい
でしょうし、小さいお子さんのいらっ
しゃるご家庭なら、親子で一緒に読む、
また、実際にお茶づくりに挑戦するのも
おススメです。お茶づくりって、案外
難しくないなぁなんて感じるかもしれませんよ☆

◆「つくってあそぼう 茶の絵本」（農文協）のHPはコチラ♪


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