NIPPON CHA 茶 CHA - Fm yokohama 84.7

日本茶クイズ!”北海道でも、お茶を育てている⁈”

本日の日本茶クイズはこちらでした。
「北海道でも、お茶を育てている?!」
YES or NO ?
答えはYES!! 現在、北海道で露地栽培で
お茶の栽培に挑戦している人たちがいるんです。
世界のお茶専門店ルピシアによる
「北限のお茶プロジェクト」の皆さんです!


本来、お茶は温暖な気候を好み、日本茶の経済的な
栽培の北限は、新潟県の村上市と茨城県の大子町を
結んだ線の辺りと言われています。東北でも
お茶づくりしている方がわずかにいらっしゃいますが、
北海道で露地栽培に挑戦とは…すごいですね~。


「北限のお茶プロジェクト」のはじまりは2015年。
ニセコに5種類42本の茶樹を植えたそうです。
翌年、そのうち17本(!)が生き延び、その翌年も
この17本は生き延びたものの、新芽の成長はほとんど
見られなかったそうです。そして、2017年、
ニセコの厳しい冬を越す=越冬方法を見直し、藁で覆う
伝統的な方法から、お茶の樹一本ごとにポールを立てて、
白い布で囲む小さなテント状の覆いに変更されました。
これにより雪の中でも光を取り入れ、光合成が可能になると
考えたそうです。これが大正解!ニセコは、11月半ば頃から
寒さが本格化し、マイナス20度になることもあり、
6月になるまでの約半年間もお茶の木は、
雪や寒さの中で過ごすことになるんだとか。

そんな寒さに耐え、昨年の6月には、初めての収穫を
行うことができたそう。7株から新芽を摘み
出来上がったお茶はわずか17.1g!(貴重過ぎますね)



北海道の厳しい冬を越し、新芽を出すことができたのは、
寒さに強い”さやまかおり”という品種。そこで
今年「北限のお茶プロジェクト」では、”さやまかおり”の
苗木を700本、ニセコの大地に植えたそうです。


この”さやまかおり”が収穫できるのはおそらく4、5年後?
ゆっくりした成長だとは思いますが、made in 北海道のお茶、
楽しみですね!いつかニセコで飲んでみたいものです。
なお、北限のお茶プロジェクトについての詳細は、
こちらをご覧ください。(動画もぜひご覧ください!)
https://villa.lupicia.co.jp/ja/tea-industry.html

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さて、番組では、あなたからのお茶に
まつわるお便りを心よりお待ちして
います。日本茶クイズの出題やお茶の
コレについて知りた~いなどぜひ
お気軽にお寄せください。
アドレスはocha@fmyokohama.jp
です。

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