NIPPON CHA 茶 CHA - Fm yokohama 84.7

”在来緑茶”ってなんですか?

今日はリスナーさんからの質問にお答えしました!
横須賀市のラジオネームきっかさんからの
メッセージは、
「茂木さん、こんにちは。先日いただきもので
「在来緑茶」というのを飲みました。
普段、深蒸し茶ばかり飲む私にとって、
さわやかですっきりした味に感じました。
日本に昔からある在来種、ということなのでしょうが、
一体どんな特徴があるのでしょうか。
ぜひ教えて下さい」

きっかさん、ありがとうございます!
きっかさんが頂いたのは志田島園(静岡)のお茶。


志田島園のHPを見てみたら…
「志田島園で昔から栽培されてきた在来種を使った
緑茶です。旨味がたっぷりというお茶ではありませんが、
素朴で野性的な味わいが愉しめるお茶です。
少し萎凋させてから製造しているので、花のような
香りもおたのしみいただけます。少量しか製造して
いないためお早めにどうぞ」とありました。
これは…飲んでみたいですね!!

きっかさんのご感想、
「さわやかですっきりした味」というのは、
お茶の品種の違いもありますが、おそらく
製造方法にも理由があるんじゃないかなと思いました。
萎凋」=お茶の葉を摘んだ後に少ししおれさせる
という工程があるので、香りがさわやかに漂ったの
ではないかと思います。

そして、ご質問にあった“在来緑茶”“在来種”とは、
きっかさんの想像通り、日本に昔からある在来種のこと!

お茶は、もともと中国から持ってきたお茶の種が、
日本各地に広がっていったとされています。
そうしたお茶を各地で育て飲んできましたが、
1908年杉山彦三郎さんにより、
育てやすく収量も多い品種「やぶきた」が
発見・選抜され、以後日本中の茶園が
「やぶきた」に切り替えていったんです。
その一方、古くから自然のまま存在している
お茶の木も各地にありまして、
これが「在来種」と呼ばれています。

在来好きの茂木さん…
”お茶の種から伸びた根っこが大地にしっかり根を張って、
養分をしっかり吸収しているからこそなのか、
優しいけれど芯があるお茶が多い気がします”
とその魅力について語っていました。

皆さんも貴重な在来のお茶。
見かけたら、ぜひ一度お試しくださいね♪

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さて、番組では、あなたからのお茶に
まつわるお便りを心よりお待ちして
います。日本茶クイズの出題やお茶の
コレについて知りた~いなどぜひ
お気軽にお寄せください。
(きっかさんありがとうございます‼)
アドレスはocha@fmyokohama.jp
です。

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