NIPPON CHA 茶 CHA - Fm yokohama 84.7

“いずみ”という品種のお茶が日本にある⁈⁈

本日番組で出題した日本茶クイズはこちら!
『“いずみ”という品種のお茶が日本にある⁈』 
YES or NO ?
答えは…YES!!! あります。

先週ご紹介した茨城県の茶産地・さしま茶の
「𠮷田茶園」さんが作っていらっしゃいます。

𠮷田茶園は、1839年創業、6代続く茶園で、
お茶の生産から販売まで行っています。
そんな𠮷田茶園が復活させたのが「いずみ」と
いう品種のお茶。もともとは60年ほど前に、
海外輸出用として育種された「いずみ」。
しかし、ほどなく輸出に陰りがでて、ほとんど
栽培されることなく終わったそうです。まさに
幻の品種!そんないずみに出会ったのが、
当時の国立茶業試験場に在学していた吉田正浩
さん。香りに特徴のある品種を探していたところ、
先生に教えて頂いたそうです。

さっそく、翌年1992年から苗木栽培を開始。
最初は煎茶などにしていたそうですが、紅茶に
仕立てるようになり、様々な方との出会い・学びを
経て、「いずみ」の魅力を生かした香り高い紅茶
づくりに成功!日本茶AWARDでは準大賞を受賞
するまでになっています。品種との出会いから、
実に30年!

今回番組で取り寄せたのは「いずみ」2020
2ndフラッシュ。飲んで驚いたのがその香り!
お花やベリーのような香りが口いっぱいに広がり
余韻がすごい。(もちろん香料などは一切入って
いません!)

そして、お茶の葉が一枚の葉にもどるように
製茶されているので、茂木さんも、楽しんで
眺めていたそう♪



𠮷田茶園さんでは、5月がら収穫するのが、
ファーストフラッシュ。その中でも最初に出た芽を
摘んで作るのがファーストプレミアム。次の芽が
ファーストフラッシュsilver moonに、その次が、
レイト・ファーストフラッシュになります。なんと
それぞれ味わいが異なるそうです‼

ちなみに、6月中旬から7月上旬頃までに摘んだもの
セカンドフラッシュの紅茶になります。ワインの
ように年によっても味わいが異なるということなので、
いろいろ飲み比べしたくなっちゃいますね。

ぜひこちら、普段は海外の紅茶が好き…という紅茶
好きさんにもお試しいただきたい紅茶です。
なお、𠮷田茶園の紅茶は、数ヶ月寝かせ、秋に
今年のものを販売するそう。それまでは、煎茶の新茶
2020年のファーストやセカンドフラッシュ、
そして樹齢100年の在来のお茶などをお楽しみください。

なお「𠮷田茶園」正浩さんのお子さんたち(3兄弟)は
今年カフェもオープンさせています。こちらも気になる
ところ!今後注目の茶園です。


*******************

さて、番組では、あなたからのお茶に
まつわるお便りを心よりお待ちして
います。日本茶クイズの出題やお茶の
コレについて知りた~いなどぜひ
お気軽にお寄せください。
アドレスはocha@fmyokohama.jp
です。

そして、茂木さんのTwitter
ぜひチェックしてくださいね。

 

top