NIPPON CHA 茶 CHA - Fm yokohama 84.7

アメリカで最初に販売された日本茶は、茨城の“さしま茶”だった⁈

日本のお茶にまつわるアレコレをご紹介して
いる『NIPPON CHA・茶・CHA』。
今日の日本茶クイズは…
「アメリカで最初に販売された日本茶は、
茨城の“さしま茶”だった⁈」でした。
答えは、YESその前に「茨城もお茶の産地があるの?」と
驚いた方もいらっしゃるかもしれません。
そうなんです、茨城にもお茶の産地があるん
ですよ!“さしま茶”は、鬼怒川と利根川に
挟まれた猿島台地にある古河、坂東、常総、
八千代、境の3市2町で作られたお茶。

水運要衝の地ということで、かつて江戸にも多く
運ばれた銘茶だったそう。そんなさしま茶の生産地で
ある坂東市出身の豪農、中山元成さんは、1853年の
ペリー来航後、海外市場に注目。1859年には、全国
の茶産地に先駆け、アメリカ輸出に成功したそう。

(横浜港はこの景色の奥の方に…)

横浜港からNYやサンフランシスコに日本茶を送り、
当時「江戸ウーロン茶」として販売していたと
いいます。こうした歴史は、さしま茶のブランド化を
目指すさしま茶協会が、麗澤大学に調査を依頼し、
研究者や専門家が約2年かけて膨大な資料にあたり、
アメリカにまで行き、わかったそうデス。

詳しいことは知りたい方はこちらを!
https://www.reitaku-u.ac.jp/news/event/68771/

さしま茶協会のHPによると、さしま茶の歴史は
古く、1627年には当時の藩主により「さしま茶」が
産業として認められた。(約400年ほど前!)
1839年、さしま茶の普及に献身した野村佐平治
さんの自家製茶「江戸の花」が江戸市場で大好評。
(名前がステキ♪美味しそう~)なお、かつては
200農園ほどあったそうですが、現在では、
30ほどの茶園があるそうです。

𠮷田茶園(さしま茶)のおくみどり↓↓↓↓↓↓


ちなみに、さしま茶は、これまで主に地元で消費
されてきたそうですが、茶畑が点在しているので、
お茶の産地だと知って驚く県内の方もいらっしゃる
のだとか…。

そんな歴史あるさしま茶、最近では品種の珍しい
緑茶を作っていたり、和紅茶や烏龍茶、在来の
お茶なども生産しています。またここ数年で
「カフェをオープンした!」といったニュース
も届いたりして、元気な産地のひとつだと注目
しています。来週は、そんなさしま茶発の
レアな紅茶をご紹介したいと思います。
お楽しみに♪

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さて、番組では、あなたからのお茶に
まつわるお便りを心よりお待ちして
います。日本茶クイズの出題やお茶の
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