5月1日は八十八夜。（立春から88日目）
ちょうど新茶の茶摘みの時季にあたります。
そこで本日の『NIPPON CHA・茶・CHA』は、
新茶についてのお話！

南北に細長い日本列島では、お茶を摘む
タイミングは各地それぞれ。そのため、
桜前線ならぬ”新茶前線”が北上していき
ます。冬の間休眠していたお茶は、春に
なって目覚め、新芽をぴゅ～っと伸ばし
ます。この新芽とやわらかい葉を摘んで
作るのが”新茶”です。

茶農家さんに聞きましたら、今年は例年より
一週間ほど早いとのこと。そろそろ新茶が
出始めているので「もう飲んだよ！」という
方もいらっしゃるかもしれないですね。
茂木さんも、いつも注文しているお茶屋さん
や茶農家さんから新茶が届き始め、早速
頂いたそうです。
ところで、皆さんは日本のお茶の産地、
どこからどの辺りまであると思いますか？
実は、南は沖縄にも茶畑があり、北は新潟の
村上茶や宮城県石巻市の桃生茶などが知られ
ています。他に秋田などでもわずかですが、
作られています。こうして南北に産地がある
ので、新茶前線は3月から6月にかけて、ゆっ
くりと北上していきます。もちろん、神奈川
もお茶の産地ですので、今、足柄茶の農家
さんは忙しくされていると思います。
（お疲れ様です‼）
また皆さんは「山のお茶」って聞いたこと
ありますか？例えば、5月上旬に新茶ができ
る地域でも、標高の高い山の茶畑だと、6月
に新茶ができることがあります。ですから、
6月くらいまでは、日本各地いろんなところ
の新茶を楽しむことができるというわけです。
茂木さんが新茶の魅力を感じるのは「なんと
いってもあの若々しい香りとフレッシュな
味わい！冬の間ため込んでいた自然のパワー
が、ぎゅっと詰め込まれ、旬のものならでは
のパワーに満ちていますよね」
また、新芽とやわらかい葉を使っているので、
新茶はお茶殻を食べるのもおススメ。
淹れ方としては、茶葉は少し多め、やや熱め
で（熱湯はNG）香りをひきたてるのが、
おススメとのこと。
ちなみに、新茶の季節には「手摘み茶」という
ちょっとお値段の高い新茶を見かけることが
あります。これは文字通り、手摘みされたお茶
です！（普通は機械で刈っています）手摘みの
場合、お茶を摘む方たちが丁寧にお茶の芽や葉
の状態を確認して摘んでいるので、それはそれ
は極上のお茶が収穫されるのです。そういう
意味で「手摘み茶」は新茶の季節ならではの
見た目にも美しい贅沢なお茶と言えます♪

コロナのことがあっても、季節はちゃんと
巡って、新茶の季節がやってきています！
ぜひ皆さんも、新茶を楽しんでくださいね。

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さて、番組では、あなたからのお茶に
まつわるお便りを心よりお待ちして
います。日本茶クイズの出題やお茶の
コレについて知りた～い…などぜひ
お気軽にお寄せください。
アドレスはocha@fmyokohama.jp
です。

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