
ここのところ寒くなったり暖かく
なったり…三寒四温ってこのこと⁈
と、日々の気温やお天気に一喜一憂
しているスタッフです。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
さて、今日の日本茶クイズはコチラ。
“花粉症の季節にチェックしたい
お茶の名前はなんでしょう~?”
答えは…べにふうき~!!!
答えられた方も多いかもしれませんね。
「べにふうき」というのはお茶の
品種名です。(お米と同じように
お茶もさまざまな品種があります♪)お茶の品種のひとつであるべにふうき
には、アレルギー症状を押さえる成分の
「メチル化カテキン」が多く含まれて
います。このメチル化カテキンは、
「やぶきた」という品種には含まれて
いないそうです。
実は私たちが普段飲む緑茶の多くは、
この「やぶきた」。…ですから、
花粉症の時期、花粉症の方がチェック
しておきたいのは「べにふうきの緑茶」
です。(もちろん、やぶきたも一般的
な抗アレルギー効果が報告されている
茶カテキン=エピガロカテキンガレート
は含まれています!)
べにふうきやメチル化カテキンの研究を
行ってきたのは国立研究開発法人農業・
食品産業技術総合研究機構の山本万里さん
です。山本さんの研究によると…
メチル化カテキンは細胞質内に入り込み
やすい性質を持っていて、ヒスタミンの
放出を抑制するそうです。長期間べに
ふうきの緑茶を飲んでいると、大体
70~80%のアレルギー反応を抑える
ことがわかっているそう。(すごい!)
※山本万里さんの研究については
こちらをお読みください。
またメチル化カテキンは、血液中に入って
も安定していて、効果が長く続くという
特徴もあるそう。そして薬の副作用の
ように、眠くなることがないのもお茶
のありがたいところです!
なお「べに」とつく品種は、主に紅茶用
の品種なのですが、発酵させてしまうと
大切な「メチル化カテキン」が失われて
しまうそうなので「緑茶」として作られ
ているものを選んでくださいね!
飲み方・淹れ方のポイントです♪
メチル化カテキンは、熱湯で抽出されるので
”熱湯で淹れる”。できたらやかんなどで数分
煮出すと良いそうですが、面倒な方はポット
や保温のできる水筒などに30分ほど
Tea Bagを入れ、取り出してから飲む…という
のもおススメ。(入れっぱなしだと成分が
変わってしまう…とべにふうきのパッケージ
に記載がありました)
また苦みが気になるという方やお子さん
などには、牛乳と混ぜて飲んでも吸収率は
下がらないそう。(すごい!)花粉だけで
なく、ハウスダストなどによる鼻水・
くしゃみなどの症状も軽減するという報告
があるので、べにふうき緑茶、日々の暮らし
の中に取り入れていく…というのもいいです
よね。(ただしまれに小腸からメチル化
カテキンを吸収できないという方もいらっ
しゃるそう…)
山本さんの研究によると、花粉の症状が
出始める前から飲み始めると良いそう
です。茂木さんは、家族が花粉症なので
秋口からべにふうき緑茶を取り寄せて
飲んでもらっているそう♪(さすが!!)
まだ試したことがなかったという方、
べにふうき緑茶、ぜひ試してみて
くださいね。
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番組では、あなたからのお茶に
まつわるお便りを心よりお待ちして
います。「こんな風にTea
Timeを楽しんでるよ~」、
「お茶のコレがわからない」など
ぜひぜひお気軽にお寄せください。
アドレスはocha@fmyokohama.jp
です。
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