NIPPON CHA 茶 CHA - Fm yokohama 84.7

お正月に飲む縁起物の”大福茶”には、昆布となにをいれるでしょう?

2020年もようやくここまで…

やってきましたね!!クリスマスも

終わり、後は年越し…そしてNew Year

ですね!!皆様どんな一年になりましたで

しょうか?


いろいろあった方も、なんとか

無事に過ごすことができた方も、元日には

ぜひこちらを飲んでいただきたい!

ということで今日はこちらのクイズです。


クイズ:「お正月に飲む縁起物のオチャと

いえば…大福茶…で・す・が、大福茶には

昆布となにをいれるでしょう?」

答えは…梅干し~!!! 

皆さん答えられましたか⁈「大福茶」には

梅干しと結び昆布をいれたお茶碗に

緑茶を注いで頂くんですよ~♪

大福茶の起源は平安京・天暦5年(951年)。

京の都で疫病が流行した際に、六波羅蜜寺

の空也上人が観音像を安置した台車に

お茶と梅干を積み、梅干し入りのお茶を

病に苦しむ人たちにふるまったところ、

疫病が次第に下火になったそうです。この

功徳にあやかり、時の村上天皇が正月元旦

にこのお茶を服するようになったことから

梅干し入りのお茶を「王が服する茶」=

王福茶と呼ばれるようになり、この習慣が

庶民にも広がったと言われています。

空也上人ゆかりの六波羅蜜寺では、今でも

お正月の参拝客に大福茶をふるまっている

そうです。(HPを拝見すると悪病除け

護符もあるようです)


実は『NIPPON CHA・茶・CHA』では、

毎年年末に大福茶のエピソードをご紹介

していますが、今年ほど、この1000年

以上前の疫病流行の話が身近に感じられる

ことはなかったデス。感染症の歴史の本を

読んでみると、平安時代の前の奈良時代は

天然痘の大流行期だったそうです。中央

集権化が進み、地方から人や物が都に

集まるようになりこうした移動が疫病を

運んだ可能性が高いと書かれていました。

奈良の大仏建立は疫病を鎮める目的も

あったそうです。

昔に比べると、感染症についてわかる

こともずいぶん増え対策もある程度

できるようになりましたが、やはり

今年は、皆さん、いろんな場面で気を

つかって疲れもたまっていらっしゃる

のではないでしょうか?

今年の年末は大掃除やおせちの準備も

とにかく無理せず、”ゆるめに”を

ぜひ心がけてくださいね。そして

2021年の元旦には、一年の邪気を

はらい新年を祝福する「大福茶」を

いただいて大きな福を呼び込んで

いただきたいなと思います♪

大福茶は梅干しと結び昆布に緑茶を

注ぐだけ!そろえるのが面倒でしたら

大福茶という商品もお茶屋さんや

百貨店などにあると思います。

チェックしてみてくださいね♪

今年も一年お世話になりました!

それでは、皆さまどうぞ良い年を

お迎えくださいね。

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