
さて、今日の『NIPPON CHA・茶・CHA』は、
先週に引き続き、茶師の佐々木健さんのお茶屋さん
「茶来未」の取材の模様をお届けしました!
頂いたお茶がもうどれもこれも美味しくて…
茂木さんは、佐々木さんのことを魔法使いだと思ったんです~!!
そんなお茶の魔術師?佐々木さんは、
昨年11月に、新店舗と工場をオープンさせました。
まずは、製茶のお部屋におじゃましました。
「荒茶」というお茶を仕上げる前の状態のお茶を、ふるいにかけて、
上の方の葉っぱや茎、お茶の小さな芽の部分など、
いくつも細かくお茶の部位を分ける作業を見せてもらいました。
佐々木さんは、“12微細分類製茶法”という
独自の技法を編み出しました。
お茶の茎や葉、芽の部分などを細か~く分けて、
自分が作りたいお茶の味、そのイメージに合わせて、
それぞれの部位を組み合わせ、さらにお茶の状態を常に見ながら、
細かく温度調節をして、火入れをしています。
すごく手間暇が、かかってるんです!
だから、あんなにとびきり美味しいお茶が作れちゃうんだなあと、
工場を見てその秘密がわかりました。
佐々木さん、今後は、地元の果物などを使った
オリジナルのフレーバー緑茶もいろいろ作っていきたいとおっしゃっていました。
そのために導入したのが、減圧乾燥機です!
神奈川県内では初導入というこの機械。
30度から35度の低温で水分が抜けるんですが、
栄養素やビタミン群、香りが飛ばないんだとか!!
減圧乾燥機で作ったみかんの皮のチップ、頂きました。
かりかりなのに甘くて美味しかった!
そして、準備室では、こんなものもみつけちゃいました!
神奈川県産の桜の塩漬けを水抜きして、乾燥しようとしているそうです!
さくら緑茶を作ってみようかと準備中でした。
まったく新しいお茶を作ろうと、「茶来未」の佐々木さん、
早く飲んでみたいものです~♪
「茶来未」では、化学的な香料を使うのではなく、天然のもので作りたい
という想いがあって、減圧乾燥機を導入したそうです。
お茶にも人にも誠実で、佐々木さん自身の心がお茶に入っているからこそ、
こんなに美味しいお茶が作れるんだな~と茂木さんもおっしゃっていました(^^♪
一流のシェフが、素材にこだわって、お客さんに最高の一皿を提供する、
それと同じ姿勢を佐々木さんから感じました。
ですが敷居は高くないです。わかりやすく楽しく、お茶の説明をしてくれます!
皆さんもぜひ、佐々木さんや茶来未のスタッフの皆さんに会いに行って、
お茶を飲んでみてください☆
「茶来未」さんは、藤沢市の遠藤に店舗があります。
電車の場合は、辻堂駅からバスをご利用ください。
また、オンラインショップもありますので、ぜひのぞいてみてください。