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貝豆の『お豆のチカラ』

こんにちは! 食育レポーターの影山のぞみです。

今日は「お豆のチカラ」と題して、「貝豆」について御紹介しました。

私が以前から探していたこの貝豆なのですが、先日、北海道の網走市の生産者さんからお取り寄せする事が出来ました。

白に近いベージュ色に黒い模様が入っていて、その名前の通り、貝殻のような渦模様をしているので、一見、アサリやシジミの様にも見えます。

全体がベージュのものから少し斑点が入っているもの、線状に入っているもの、全体が黒いものまで、その模様の違いを見ているだけでも楽しいお豆です。

その黒い模様はよく見ると、濃い紫色をしていて、貝豆を一晩水に漬けておくと、その紫色が明るく鮮やかになります。

↑一晩水に漬けた貝豆

この色の成分は、アントシアニンと言って黒豆やブルーベリーにも含まれ、抗酸化作用が強く、目の機能の改善や生活習慣病の予防に役立つと言われています。

貝豆は北海道で昔から栽培されている北海道在来のインゲン豆で、現在ではわずかな生産者によってのみ生産されているとても希少なお豆です。
↑紫貝豆の花 出展:公益財団法人 日本豆類協会

主に北海道のオホーツク地方で栽培されていますが、オホーツク地方では明治時代に農地を開拓する時に海外からお豆を取り寄せた歴史がある事から、貝豆もこの時に導入されたのではないかと考えられています。
地元ではまだお豆が小さく、莢も未熟な内にサヤインゲンとしても食べられているとの事。

今回、この貝豆を煮てみたら、貝殻模様は薄くなってしまいましたが、皮が柔らかくて中はとてもなめらかな舌触りでクリーミー、水で煮ただけなのにほんのり甘みがあり、他のお豆にはない美味しさがありました。

この貝豆は、ツルが伸びる為、ツルを支える棒が必要で、栽培に手間暇がとてもかかる為、栽培する農家さんは減ってきていますが、こういったお豆の事も知って、食べる事で、大切に絶やさないようにしていきたいですね。

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