こんにちは! 食育レポーターの影山のぞみです。
今日は「お豆のチカラ」と題して、「手亡豆」(てぼうまめ)について御紹介しました。
手亡豆は皮が白く、長さが1㎝程度の小粒のインゲン豆で、手亡豆より大粒の大福豆や白金時豆など他の白色のインゲン豆と一緒に「白インゲン豆」と呼ばれていて、白餡の原料に欠かせないお豆です。
「手亡」と言う名前の由来は、栽培する時に、蔓が伸びるお豆は手竹(てだけ)と呼ばれる竹の支柱が必要なのに対して、手亡豆は手竹がなくても栽培できたので「手竹のいらない豆」から、「手亡豆」になったと言われています。
↑手亡豆の花 出典:公益財団法人 日本豆類協会
かつては粒の大きさによって「大手亡豆」、「中手亡豆」、「小手亡豆」と呼ばれた品種がありましたが、大粒品種のみが栽培されるようになり、現在は大手亡豆が主流となりました。
手亡豆の栽培は、明治時代に北海道で始まり、お豆の主要産地である十勝地方で栽培され、大正時代に入って以降、網走や川上地方でも栽培されるようになりました。かつてピーク時は国内需要だけでなく、輸出用にも栽培されたそうです。
↑手亡豆の莢 出典:公益財団法人 日本豆類協会
手亡豆はエネルギー源となる炭水化物やタンパク質が主な成分で、皮には食物線維を多く含んでいます。
金時豆と比べて1粒の重さが半分程度とかなり小粒なので、水戻しするのも煮るのも扱いやすいお豆ですが、日本での消費の多くは、アンパンや和菓子などの白餡の材料として使われていて、乾燥豆から日々の料理に使う事は多くありません。
でも、手亡豆のすっきりとした味わいは、様々な食材との相性もよく、海外では日常的に料理に使われているお豆なので、スープやサラダやマリネ、パスタなど、白餡とは違った味わい方を試してみてくださいね。
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