こんにちは! 食育レポーターの影山のぞみです。
今日は「お豆のチカラ」と題して、大納言について御紹介しました。
大納言というのは小豆の品種の1つなのですが、普通の小豆との違いを知っていますか?
↑左上が普通の小豆(大納言以外の品種)、右下が大納言
小豆の品種は大きく分けて「大納言」と、「大納言以外の品種」に区別されます。
大納言は普通の小豆よりも粒が大きく、大納言に認定されるためには、その粒の大きさが直径約5.5mm以上ある事が条件とされています。
その中でも更に大きなサイズの物は高級品とされていて、北海道や京都、兵庫等でブランド化され、栽培されています。↑大納言の出芽 出典:公益財団法人 日本豆類協会
大粒のものは味わいもホクホクとして、特別感があります。
色も鮮やかで、光沢が綺麗なので、ルビーの様だと言われています。
味的には糖分が多いので甘みがあり、香りや風味が豊かなのが特徴です。
実は、小豆は江戸時代に幕府に上納する為に育てられていたのですが、
その中でも上等なものが今で言う大納言です。
近江の国では、上納用の小豆の事を「納(おさめ)小豆」と呼んでいたそうで、その言葉がだんだんと変化して、納小豆の字にちなんで、大納言小豆と呼ばれるようになったという事です。
↑大納言の花 出典:公益財団法人 日本豆類協会
また、大納言の名前の由来については、江戸時代の官位である「大納言」からくるという説もあって、煮ても皮が切れにくい事と、切腹の刑のない高官である「大納言」という位をかけて名付けられたとも言われています。
↑大納言の莢 出典:公益財団法人 日本豆類協会
小豆はタンパク質や糖質の代謝を助ける働きを持つ、ビタミンB群も含まれていて、中でも大納言には、特に食物繊維が豊富に含まれています。↑鎌倉まめやさんの大納言甘納豆
大納言で小豆の美味しさを再発見してみてくださいね♪
来週14日(木)はバレンタインデーですね。
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