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白花豆の『お豆のチカラ』

こんにちは! 食育レポーターの影山のぞみです。

今日は「お豆のチカラ」と題して、白花豆について御紹介しました。白花豆と聞いてイメージが出来なくても、甘納豆に入っている粒の大きなベージュ色のお豆と言えば、思い浮かぶ方もいらっしゃるのではないでしょうか。

花豆は「ベニバナインゲン」の事なのですが、インゲン豆とはまた別の品種になり、大きく分けて、赤~オレンジ色の花を咲かせる紫花豆と、白い花を咲かせる白花豆の2種類があります。

紫花豆の花 出典:公益財団法人 日本豆類協会
白花豆の花 出典:公益財団法人 日本豆類協会

花豆の種が日本に伝わったのは江戸時代ですが、花が大きく綺麗なため、当時は観賞用に栽培されていました。
食用としての栽培は明治時代になってから、現在の北海道大学の前身である札幌農学校で始められ、本格的な栽培は大正時代に入ってからでした。
低温を好み、温暖な地域では花が咲いても実を結ばないため、現在は、主に北海道でつくられ、一部、東北地方や長野、群馬などの冷涼な地域でも栽培されています。

白花豆は茹でるとホクホクとして、お豆の自然な甘みで美味しく食べられます。
このホクホク感の元は糖質が50%と多い事が理由です。
そのエネルギーの燃焼を助けるビタミンB1、B2も含んでいますし、タンパク質や食物繊維も豊富です。

また白花豆白インゲン豆とは違って、大粒で肉厚ですので、食べた時の食感もしっかりしていて、その味や存在感から「豆の女王」として扱われています。

一般的には煮豆や和菓子によく使われていますが、茹でた白花豆はジャガイモにも似た食べ応えがありますので、洋食系の料理にも幅広く使えます。

サラダや煮込み料理など、ジャガイモの代わりとして気軽に使ってみてくださいね。

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