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お豆腐の『お豆のチカラ』

こんにちは! 食育レポーターの影山のぞみです。

今日は「お豆のチカラ」と題してお豆腐について御紹介しました。
今まで、色々なお豆の栄養日本の伝統行事の中のお豆料理世界のお豆料理についてお伝えしてきましたが、お豆の加工品についてじっくりお話しした事がありませんでしたので、今回は大豆製品の中でもまずはお豆腐から掘り下げていきますね。

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今年の夏も、冷や奴などでお豆腐が食卓に並ぶ事が多かったのではないでしょうか?
お豆腐大豆のタンパク質を最も食べやすくした日本を代表する伝統的な食品です。
冷たい飲み物や食べ物を取りすぎて、お腹を壊してしまう事がありますが、そんな時の体力回復に役立つのがタンパク質。
人間の体は約6割が水分、約2割がタンパク質で出来ていて、皮膚や髪の毛、爪、内蔵、筋肉など、体の大部分がタンパク質によって出来ています。

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そして、お豆腐には、タンパク質に次いで植物性の脂肪を多く含んでいるのですが、これは不飽和脂肪酸と呼ばれるもので、コレステロールを減少する働きがあると言われています。

そんなお豆腐の発祥の地は、中国とされています。
その起源は、2千年以上も前の事で、皇帝が部下に作らせたのが、お豆腐の始まりだと言う説が有力です。

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そのお豆腐を日本に初めて持ち帰ったのは奈良時代、中国に渡った遣唐使の僧侶によって伝えられたと言われています。
鎌倉時代に入ると、禅宗が中国から伝えられ、修行の一環としてお肉やお魚を避け、植物性の食品だけで作った精進料理を食べるようになり、そこで不足しがちなタンパク質を補うために、お豆腐が重宝されるようになったのでした。

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江戸時代になると、それまでは主に僧侶や武士の食べ物であったお豆腐は一般にも広まり始めます。
当時、紹介された豆腐料理の本が爆発的な人気を呼び、お豆腐が全国各地に普及しました。

そうやって日本の気候や風土、水、日本人の気質にはぐくまれ、独自に発展し、食卓で親しまれてきたもの、それが、日本のお豆腐なのですね。

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来週は、お豆腐を使ったデザートレシピを御紹介します♪

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番組ではあなたのオススメの豆料理、野菜料理のレシピをお待ちしています。
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