こんにちは! 食育レポーターの影山のぞみです。
今月はフランスのお豆料理を御紹介していますが、今日は南仏の家庭料理を紹介します。
↑南仏プロヴァンス地方の丘上都市ゴルド(Gordes)に憧れて、大学時代、バックパッカー1人旅で訪ねました。
強い日差しと乾燥した気候に強い風、石灰岩質の台地とまばらな草、という環境の南仏の料理で欠かせないものは、ニンニク、トマト、オリーブオイル、そして、ハーブ。
↑右上に飾ったアーティフィシャルフラワーは、フランス国旗のトリコロールで、矢車草の青、マーガレットの白、ヒナゲシの赤で表しています。
石灰質で水はけがよい地質と温暖な気候はハーブが育つのに理想的な環境なのだそうです。
ハーブは野菜やお肉・魚介の味を引き立ててくれますね。
↑ニースのマルシェ。
フランスの各地方の料理の中でも、イタリア料理や北アフリカ料理の影響を受けている南仏料理の中にも、お豆を使ったお料理があります。
↑フランスの南東部に位置するヴォクリューズ県・アヴィニョンの橋。
今週は、白インゲン豆をメインに使った煮込み料理で、ハーブの中でも一際爽やかなバジルが香る「スープ・オ・ピストゥ(soupe au pistou)」(pistouはバジルソースを示しています)という具沢山のスープを御紹介しますね。
「スープ・オ・ピストゥ」
材料(6人分):
サヤインゲン 100g
白インゲン豆 50g
レンズ豆 50g
ズッキーニ 1本
セロリ 1/2本
トマト 大1個
玉ネギ 1個
人参 1本
ジャガイモ 大1個
ローリエ 1枚
小さなパスタ(マカロニ等) 適量
水 1200ml
塩 適量
【バジルペースト】
フレッシュバジル 50g
ニンニク 2片
オリーブオイル 大さじ3
粉チーズ 大さじ4
作り方:
1)ミキサーにフレッシュバジル、ニンニク、オリーブオイル、粉チーズを入れてペースト状にする。
2) 白インゲン豆とレンズ豆は一晩たっぷりの水で戻す。サヤインゲン、ズッキーニ、セロリ、トマト、玉ネギ、人参、ジャガイモは小さ目に切る。
3)オリーブオイルで玉ネギとセロリを炒める。
4)他の野菜と豆を水とローリエで一緒に煮込んで、塩で味を調える。
5)パスタを加えて柔らかくなるまで煮る。
6)スープを器に盛り、バジルペーストをトッピングして出来上がり♪
*白インゲン豆とレンズ豆は水煮缶を使うか、下茹でしておくと、時間短縮になります。
*水分が少なくなってしまった場合には、お水をプラスしてください。
*ミキサーの代わりに、すりばちでバジルとニンニクをすり潰してオリーブオイルや粉チーズを混ぜ合わせてもOKです。
*バジルペーストが余った場合には、塩を加えて瓶等に入れ、冷蔵庫で数日保管出来ます。トーストしたバゲットに付けて食べても美味です。
鎌倉まめや長谷本店さんの店長・小澤久仁子さんに召し上がって頂きました。
「とろみがあって、手べ応えがありますね。お食事って感じがします。具も沢山あって、食べるとどんどん違う味がして楽しいです。何が入っているか当てながら食べるのも良いですね。バジルペーストもとっても美味しい! フレッシュなバジルを使っているからより美味しいのですね」
小澤さん、ありがとうございます♪
フランスのお豆料理は、コトコト煮るほどに美味しくなり、他のお野菜もたっぷりといただける体に優しい煮込み料理でした。
豊かな自然と文化を誇り、工夫が凝らされた料理や感性に溢れるフランスが、1日でも早く平和に過ごせる日常を取り戻せる様、祈っています。
↑エッフェル塔が哀悼の意を表し、フランス国旗の色である赤・白・青のトリコロールカラーに彩られました。
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