こんにちは! 食育レポーターの影山のぞみです。
今月はトルコのお豆料理を御紹介していますが、今日、作るのはトルコで最もポピュラーな煮込み料理の「クル・ファスリエ(kuru fasulye)」です。
↑世界遺産のギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群。キノコの様な形の岩がニョキニョキと佇んでいて、そこに雪が積もっている景観はとても神秘的でした。
煮込み料理なので、特に冬に食べられているものかと思いきや、1年中、トルコの各家庭でよく食べられていて、トルコではクル・ファスリエの専門店もある位、トルコの人にとってのソウルフードなのだそう!
そんなトルコの国民食と言えるクル・ファスリエは、白インゲン豆とお肉をトマトでコトコト煮たもので、ヘルシーで腹もちがよく、繊維質もたっぷりです。
トルコ料理の範疇に収まらない地中海のお袋の味と言ってもいいこのクル・ファスリエは、白インゲン豆の水煮缶を使えば、後は材料を炒めて煮るだけ、とっても簡単に出来ますよ♪
「クル・ファスリエ」
材料(4人分):
白インゲン豆(水煮缶) 250g
玉ネギ 1個
人参 1/2本
牛肉(あれば羊肉) 100g
トマトペースト(缶詰) 1/2缶
水 200ml
オリーブオイル 大さじ1
塩・胡椒 適量
パセリ・ご飯(バターライス) お好みで
作り方:
1)玉ネギや人参、牛肉は1,5㎝位の角切りにする。
2)玉ネギをオリーブオイルで炒める。
3)牛肉と人参も加えて炒める。
4)トマトペーストと水を加えて煮る。
5)煮立ったら白インゲン豆も加えて、塩胡椒で味を調える。
6)水分が飛んできて、白インゲン豆がより柔らかくなるまで煮たら出来上がり。バターライスやパセリを添えて召し上がれ♪
鎌倉まめや長谷本店の2F・ギャラリースペースでお料理を作らせていただき、秀島さつきさんに試食していただきました。
「彩りがいいですね。栄養バランスも良さそうです。オリーブオイルの風味もしますね。トルコでは羊肉が使われる事がある様ですが、牛肉の方が日本人の口に合いますね」
秀島さん、ありがとうございました♪
今回、鎌倉まめや長谷本店さんでの調理・試食の際にも自宅での料理撮影の際にも、ランチョンマットには青を使用していますが、トルコではターコイズブルーと呼ばれる緑と青の中間色や紺色のコバルトブルーで描かれたタイルがとても印象的でした。
ペルシャ帝国から継承された伝統と、中国陶磁器の影響を強く受け、白地に青色を使って、草花やアラベスク文様が繊細かつ大胆に描かれていて、うっとりしてしまいます。
イスタンブールの人気スポットの一つである屋内市場・グランドバザールは、オスマントルコ帝国時代の1461年から続く歴史的建造物で、こちらの壁面や天井も美しい青のタイルで埋め尽くされていました。
色とりどりに煌めくランプが沢山並べられていてそれは見事!!
食も観光も人も魅力いっぱいのトルコが平和な日々を取り戻せる様、祈っています。
↑ブルー・モスクと対峙するように立つレンガ色のアヤソフィア。
5月も後3日となり、来月は6月、紫陽花の時季に移り変わります。
鎌倉では、各所で紫陽花が少しずつ咲き始めていますよ♪
鎌倉まめや長谷本店のお向かいの収玄寺の紫陽花も、ほんのり色付き始めました。
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