
こんにちは! 食育レポーターの影山のぞみです。
毎月、海外のお豆料理を御紹介していますが、今週、ピックアップするのは、今月19日にアタテュルク記念日という国の歴史が刻まれた祝日があるトルコ!
この日は昔、トルコで独立戦争が始まった日であり、アタテュルクというトルコで言う英雄が、国を救い国家を作る為の第一歩を踏み出した日でもあるのです。
アジアとヨーロッパにまたがる共和国であるトルコの最大都市・イスタンブールには、ブルーモスク(スルタンアフメット・ジャーミィ)と呼ばれる歴史的建造物があり、市民から尊敬と親しみの念で慕われています。
その荘厳な佇まいに圧倒されましたが、ほの明るい中に入ると青地に金色の文字装飾や草花の植物文様が施されていて、何とも美しく幻想的で、そこでお祈りを捧げている方々もいました。
そんなトルコと言えば、世界3大料理の一つといわれているトルコ料理が有名ですね。
↑トルコで食べた、串焼きにされたシシュケバブ。
トルコはイスラム教国である為、豚肉はほとんど用いられず、 ヒツジやニワトリの肉を使った焼肉料理・ケバブ (kebap) や串焼きにしたシシュケバブ (Şiş Kebabı)がよく食べられています。
↑トルコで食べた、左:ナンに挽き肉と野菜のペーストを塗って焼いたもの、右:羊肉とナスのシシュケバブ
日本だと、街中でよく見かけるドネルケバブ(串に刺されたお肉を薄くそぎ落とし、野菜と一緒にピタパンにサンドして食べるもの)が定着していますが、トルコの家庭では、お肉よりも、野菜や豆料理を驚くほど沢山食べます。
↑トルコで食べたワンプレートのケバブランチ(ご飯、お豆と野菜の煮物、ケバブ、マッシュポテト)
代表的なものを私が実際に作ってみました。
前菜としてよく目にするのが、フムス(humus)と言うヒヨコ豆のペースト。
茹でたヒヨコ豆を練りゴマとニンニク、レモンと一緒にすり潰してお塩で味付けしたペーストを、パン等にたっぷりつけて食べます。
トルコのおふくろの味、とも言われているクル・ファスリエ(kuru fasulye)には、白インゲン豆が使われていて、牛肉、又は羊のお肉や玉ネギと一緒に白インゲン豆をトマトペーストで煮込んだ料理があります。
家庭でもレストランでもよく作られていて、トルコの国民的料理として、とても愛されているんですね。
(以上の2品は、次週以降の番組と番組ブログでレシピを紹介しますよ^^)
トルコの定番のスープであるメルジメッキ・チョルバス(Mercimek Corbasi)には赤レンズ豆が使われています。
レンズ豆を玉ネギや人参と一緒にバター炒め、トマトペーストと共にミキサーにかけたポタージュスープで、最後にレモンを絞っていただきます。
↑トルコで食べたメルジメッキ・チョルバスは、レンズ豆が下に沈んでいました。
こうやって、トルコではお豆は頻繁に食卓に登場する食材なのでした。
古代遺跡が多く残るトルコは、魅力的な世界遺産の宝庫。
沢山歩き疲れた身体を癒してくれたのは、多彩なトルコ料理と、甘~いスイーツの数々でした!
Turkish Delightと言われるロクム(お砂糖と小麦粉を練ってナッツ等を入れたもの。一番お気に入り♪)、アシュレ(煮た小麦粉のペーストに、ヒヨコ豆や白インゲン等の豆類やドライフルーツ等をふんだんに飾ったもの)、バクラワ(砕いたピスタチオやヘーゼルナッツを挟み、カリッと焼き上げ、更にシロップをかけたもの)、キュネフェ(カダイフと言う小麦粉で作られた生地の中にチーズを入れてオーブンで焼き、上からシロップがけしたもの)等、種類も豊富。
ヨーロッパとアジアの両方の魅力を併せ持ったトルコは、風景も建造物も食べ物も国民性も良く、また訪れたい国です。
↑一緒に写真を撮ってくれた兄妹はお兄ちゃんはアジア系、妹はヨーロッパ系のお顔立ちで、仲良し兄妹でした。
トルコのスイーツにも負けない鎌倉まめやさんの美味しいお菓子ですが、私もよくリピートしているチョコミックスの内容が変わりました!
柿種チョコの代わりに、サクサクの大豆にきなこチョコレートがコーティングされた「きなこチョコボール」が新たに加わりましたよ♪
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