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【カンボジアのオンソーム】

こんにちは! 食育レポーターの影山のぞみです。

今日は海外の「お豆のチカラ」と題してカンボジアのチマキ風のお菓子・オンソームについて紹介しました。

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↑緑豆のオンソームとバナナのオンソームを作ってみましたよ。

先週、カンボジアならではのお正月であるクメール正月を迎えていたカンボジアなのですが、実はカンボジアには年に3回、お正月があります。

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まずは1月の世界共通のお正月、2月の中国暦の旧正月、そして、4月のクメール正月となるのですね。

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お正月には、どの家庭でも、お米の麺やチキンスープなどのお正月料理を作ります。

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↑お米の麺・クイティウ。よく屋台で食べました。

そして、お正月のお菓子として必ず作られるのが、餅米で出来たチマキ風のお菓子・オンソーム

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このオンソームは、餅米の中にお豆と豚肉を入れたものと、バナナを入れたものの2種類を、バナナの葉で筒状に包んで蒸します。

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↑餅米をココナッツミルクとお砂糖で軽く炊いてから、中に緑豆やバナナを入れます。

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↑日本ではなかなかバナナの葉が手に入らないので、クッキングシートでキャンディ状に包んで蒸す(お鍋にお湯を入れてザルや足のある網を入れて蒸す)と出来上がり♪

オンソームは、お正月の他に、お盆や結婚式等のお祝いの宴でも欠かせないそうなのですが、この時のお豆として使われるのが、緑豆

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先週、紹介したお豆入り白玉だんご・バンチュヌアにも本来は緑豆が使われていますし、汁気の少ないカンボジア版のお汁粉緑豆を甘く煮て作られます。

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↑緑豆をココナッツミルクとお砂糖で煮て、白玉を加えたら出来上がり♪

そんな緑豆は、カンボジアの主な作物の一つ。
日本では、もやしの原料として利用されることがほとんどで、春雨の原料にもなっています。
栄養成分では、炭水化物やタンパク質が主なものとなっていて、ビタミンやミネラルも豊富。
中でも、皮膚や粘膜の強化に必要だとされている葉酸が多く含まれています。

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カンボジアのお祝い事と、熱帯モンスーン気候にも負けない体作りに欠かせないのが、緑豆なのでした。

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↑オントウンプレン村へ4月に訪れた際には、村で浴衣に着替えて、子ども達と日本のおもちゃで遊びました。

おまけ・・・

カンボジアのおやつとして欠かせないのが、カンボジアの代表的スイーツであるカボチャプリン・ロッパウ・ソンクチャー
丸ごと蒸かしたカボチャの中には、ココナッツミルク味のプリンが入っています。

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カボチャの名前は、カンボジアの国名に由来するのは御存知でしょうか。
天文年間(1532~55年)、ポルトガル人がカンボジアの産物としてカボチャを日本に伝えた事から、当初「カボチャ瓜」と呼ばれ、後にカボチャと呼ばれる様になったのだそう。
そう考えると、カンボジアももっと身近に思えますね♪

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