
こんにちは! 食育レポーターの影山のぞみです。
今まで、日本の食文化や伝統行事の中にあるお豆料理について、御紹介してきましたが、今年は、海外のお豆料理にも注目していきます。
↑英国・スコットランド地方のエジンバラにて。
まずは、イギリスのベイクドビーンズ。
イギリスやアメリカで一般的によく食べられているお豆料理のひとつであるこのベイクドビーンズは、白いインゲンマメを甘辛いトマトソースで調理した一品です。
インゲンマメは現在、世界100ヶ国以上で栽培されていて、食用のお豆の中では一番多く生産されているのが、このインゲンマメ。
イギリスでは、インゲンマメのトマトソース煮が、朝ご飯の定番になっています。
一般家庭やホテルでは、必ずと言っていいほど、目玉焼きやトーストと一緒に、ベイクドビーンズがたっぷり添えられているのです。
名前としては、baked beans=焼いた豆と呼ばれていて、伝統的にはお豆をソースと共に蒸し焼きにしますが、実際には、煮込んでいるものがほとんどで、この甘いトマトソース煮のお豆をトーストに乗せて食べることが多いとの事。
イギリスでは、缶詰を開けて温めるだけの商品も定番化しています。
でも、こんなにイギリスで普及しているベイクドビーンズですが、実はイギリス生まれではなく、アメリカ生まれ。
ベイクドビーンズの火付け役となったアメリカの食品会社がイギリスへ輸出して広まり、イギリス国内でも生産が始まったのだとか。
ケチャップやマヨネーズでお馴染みのハインツ(H. J. Heinz Company)は伝統的なベイクドビーンズのトップブランドでアメリカ創業です。
イギリスの中では比較的新しい食品に分類されるベイクドビーンズが、こんなに定着しているのは、その保存性と栄養価、そして驚くほどの安さの為だと考えられています。
缶詰になっているので長期保存が可能ですよね。
そして、低脂肪でタンパク質が豊富な上に、ミネラルも含みます。
それでいて、リーズナブルなので、ベイクドビーンズは学生や貧困層の人達の強い味方になっているそうです。
朝ご飯からお豆料理をしっかり食べる習慣、見習いたいですね!
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