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おせち料理の『お豆のチカラ』~鎌倉駅西口から~

食育レポーターの影山のぞみです。
第9回目の今日は、鎌倉駅西口からお届けしました。
観光や年末年始のお買い物で多くの人達が慌ただしく行き交っています。

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新年まであと5日となり、おせちの準備をはじめられた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は「お豆のチカラ」と題して、おせちのお豆料理に込められた願いをお話しします!
  
お正月には、華やかなお祝い料理として、おせち料理は欠かせませんね。

もともとは、神様へのお供え物として作り、大晦日にお供えをしたもので、年が明けると家族全員で神様からのおさがりを頂くと考えられて来ました。

それぞれのおせち料理には理由があって、子孫繁栄や豊作、長寿等、色々な祈りが込められています。 

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例えば、黒大豆を煮た「黒豆」(写真上↑)ならば、元気に働けますようにという願いが込められています。

本来「おまめ」は、丈夫や健康を意味する言葉で、「まめに働く」とか「黒くまめまめしく」という語呂合わせから、陽に焼けてまめに良く働くいて、元気に暮らせるようにという想いが込められているのですよ。

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それに、空豆を黒く煮た「お多福豆」(写真上↑)ならば、お豆の形が、ふくよかなおたふくの顔に似ているところから、お多福豆と呼ばれて、幸福が多く訪れる事を願ったものでした。

福を招く豆料理としてお祝いの席によく出てきますね。

Dsc_0482ちなみに、大黒花芸豆(紫花豆)を煮た「茶福豆」(茶花豆。写真上↑)という煮豆もあって、こちらは、お豆本来の赤茶色をしています。

黒豆は黒い大豆を錆びた鉄の釘等と一緒に煮ていて、お多福豆は空豆を鉄鍋で煮る事で黒く仕上げているんですが、この黒い色には昔から、魔よけの力が有るとされているからなのです。

Dsc_0492↑写真左がお多福豆(空豆)、写真右上が茶福豆(大黒花芸豆)、写真右下が黒豆(黒大豆)。

お正月には、家族の幸せを願いながら、おせちのお豆料理をいただきたいですね。

P1180954_2さてさて、そんなお豆のチカラをお届けした鎌倉駅西口ですが、すぐ側には時計台広場がありました。

こちらのとんがり帽子の時計台は、もともと1916年(大正5年)に建てられた駅舎の屋根にあったものなのですが、駅舎の建て替えの際、この時計塔は残して欲しいという市民の要望が多く、1984年(昭和59年)にこの広場へ移築されたそうです。

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傍らには、戦争から歴史遺産を救ったラングドン・ウォーナー(アメリカの東洋美術研究家)の碑がありました。

太平洋戦争の際、日本の三大古都の歴史遺産に戦禍が及ばないように訴え、芸術的歴史的建造物を空爆から救ったと言われていて、古都保存法の制定20周年を記念して、記念碑が建てられたとの事です。

↓反対側には、こんな何だか可愛らしい碑も。

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なになに、「すく すく」 ・・・?

木陰を作ってくれているこちらのクスノキの愛称なのだそうです^^

そんな時計台広場がある鎌倉駅西口(江ノ電側方面)は待ち合わせがしやすいので、年末年始に鎌倉を訪れる際には、行きは西口で(地下通路ですぐに東口の脇に出られます)、帰りは東口(鶴岡八幡宮方面。鎌倉まめや エキスト鎌倉店さん側)を利用すると、スムーズかなと思います。

それでは、よい年末をお過ごしくださいね♪

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