
今回は日本近代文学専門の博物館、神奈川県立神奈川近代文学館をご紹介。
神奈川にゆかりのある作家たちの様々な資料が約130万点所蔵されています。
開館40周年を迎えた2024年4月に館長に就任された荻野アンナさんに
館のみどころや、今後の企画展についてお話を伺った様子をお届けしました。
神奈川県は夏目漱石、芥川龍之介、谷崎潤一郎、川端康成、中島敦、三島由紀夫など
日本近代文学史に欠かせない作家たちとゆかりの深い土地がたくさんあります。
近代文学館にはそのな作家の原稿や手紙、写真、筆記具といった遺品から図書・雑誌が
展示されており、文学好きなら何時間でも滞在できそうな場所。
常設展のほか企画展も毎回趣向が凝らされており、8月2日からは
「中島敦の手紙展-おとうちゃんからの贈り物」が開催されます。
神奈川(横浜)ゆかりの文豪、中島敦が滞在していたパラオから
2人の息子さんに宛てて送られた手紙が中心に展示されます。
10月からは没後70年を記念した坂口安吾の特別展も開催。
坂口安吾に思い入れがある荻野館長が編集委員を自ら務めるそうで、
元気が出る特別展にしたい!と想いを語っていただきました。
他にも文学館名物の鮨喫茶のお話やこの夏に開催されるこども向けイベントのお話も!
横浜・港の見える丘公園の中にある秘密の花園のような場所にひっそりと佇む文学館。
何度訪れても飽きない、私も神奈川県の中で大好きな場所のひとつです。
→神奈川県立神奈川近代文学館