
新茶シーズンを迎えている「足柄茶」は今年誕生100周年。
今回は秦野市の「高梨茶園」を訪ね、4代目高梨晃さんに
足柄茶の歴史や味、さらに昨年、国の登録無形文化財に登録された
「手もみ製茶」についてお話をうかがいました。
1923年に発生した関東大震災の甚大な被害をうけた山村の産業復興策として
1925年に現在の足柄上郡山北町で導入が始まったことが足柄茶の生産のきっかけ。
「高梨茶園」さんは秦野市で1953年に創業し70年続く、歴史ある茶園です。
今回のお話のメインとなったのは、
昨年国の登録無形文化財にも登録された「手もみ製茶」!
市販されている緑茶は茶葉がお茶になるまで、機械で生産されているものが殆どですが
手もみ製茶は機械を使わず、昔ながらの手作業のみで作ります。
右側が「手もみ茶」。
高梨さんに黄金色の美しいお茶を淹れていただいたのですが、
出汁を連想させる旨味と甘味を感じる初めてのお味!なんだこれは!おいしい!
松の葉を連想させる針のようなルックスそのまま、脳に衝撃を与えられた気分です。
私は緑茶をいただくとお茶請けに甘いもの(和菓子)が欲しいと思うのですが、
手もみ茶をいただいて頭に浮かんだのはなぜか「お豆腐が食べたい」でした。(笑)
現在「神奈川県手もみ茶研究会」を設立し、仲間のみなさんと手もみ茶の競技会などに
出場されている高梨さん、今後は体験会など皆がお茶に触れる機会を増やしていきたいと
お話されていました。
もちろん新茶(緑茶)、紅茶も大変美味しい高梨茶園さんのお茶について、
また番組内でもお話いただいたクラウドファンディングについては
高梨茶園のホームページでもご覧いただけます。
→高梨茶園
→高梨茶園 クラウドファンディングについて