
大山で作られている「大山こま」は「よく回る」ことから
「生活や金運がよく回る」縁起物として知られています。
今回は「伊勢原市大山こま制作技術保存会」会長で「金子屋」8代目、金子吉延さんを訪ね
大山こまの歴史や魅力についてお話をうかがいました!
大山・こま参道の途中に店舗を構える「金子屋」さんで大山こまを造り続ける金子さん。
ミズキという木材を使って作られた大山こまは、長く太い心棒と丸みを帯びた重厚な形が特徴です。
朱・紫・藍の3色に塗られたこまは回すと3色が美しく調和します。
子どもの頃「こま」で遊ぶ事がありましたが、まさか縁起物でもあるとは。
金子さんの手ほどきを受けながらコマをクルクル回したら昔懐かしい気持ちになりました。
(でも大人なので「回れ回れ~生活も金運もよく回れ~」とも思ってしまった(笑))
金子さんからは大山こまの歴史や、製作についてお話いただきました。
木を伐り出してから大山こまが完成するまでに1年かかるそうです!
50年も大山こまを作り続けてきた金子さんの原動力は
「コマを回した人が楽しいと言ってくれること、喜んでくれること」だそうです。
遊んでも楽しい、そして縁起物でもある大山こま。
今春から唯一の大山こま職人でもある金子さんですが
今後の展望や後継者についても様々な想いがあるとおっしゃっていました。
こま参道を歩いていると、大山こまのイラストをたくさん目にします。
地元の皆さんにとっても大切な伝統技術であることがよく分かりました。
→大山こま 伊勢原市ホームページより